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山本市長のひとりごと 令和3年

更新日: 2021年12月1日

毎月広報みやこの1日号に掲載されている『市長のひとりごと』をご紹介します。
行事やイベントに参加しての感想や、市長の思いがつづられています。

令和 3年12月 1日号掲載分


変装をしてウクレレのステージに立つ山本市長。
どこにいるかわかるかな?
 11月3日の「第8回鍬ヶ崎元気市」で行われたウクレレショーに、サプライズゲストとして出演しました。
 ウクレレ奏者で元地域おこし協力隊の山本千香さんから「ぜひ一緒に」とお誘いを受けたのが、10月初め。それから毎週1時間、同じく出演する桐田副市長と共に猛特訓を受けました。曲目は「きらきら星」と「宮古市民歌」の2曲です。簡単そうに思えたのですが、いざ弾いてみると中々難しく、「これはまずい」と一生懸命練習しました。
 本番では、緊張と恥ずかしさを隠そうと、私は帽子で、副市長はサングラスで変装をして、ステージに上がりました。間違えた箇所もあったものの、お客さんからの温かい声援を受け、何とか演奏することができました。ステージを降りるとすぐ「市長!」と声を掛けられたので、変装はバレていたようでした。
 1周年を迎えた元気市を、このような形で皆さんとお祝いでき、とても嬉しく思います。地域を代表するイベントとして、今後さらに盛り上がっていくことを期待しています。

令和 3年11月 1日号掲載分


おもかげ復元師・笹原さんの似顔絵パネルを眺める山本市長
 9月25日から1週間、東日本大震災関連の写真などを展示した「いのちの写真展」が、市民交流センターで開催されました。後藤泌尿器科皮膚科医院の後藤康文院長を実行委員長とした、市民有志による催しです。
 会場には、発災直後から最前線で救助や捜索活動等にあたった、海上保安庁・自衛隊・警察・消防の各機関から提供された写真のほか、「おもかげ復元師」として宮古市でも活動をされた笹原留似子さんの絵日記原画などが展示されました。
 パネルに並んだ、瓦礫だらけだった頃の宮古の写真を眺めていると、復興に向け市民一丸となって歩んできた10年の道のりと、世界中からいただいた沢山の心温まる支援を思い出し、胸がいっぱいになりました。
 心の復興や震災の記憶伝承の取り組みにも繋がる、有意義なイベントでした。開催にあたりご尽力いただいた関係者の皆様、ありがとうございました。
 今回コロナ禍のため延期した、笹原さんの講演会や後藤医院の震災記録映像上映会などは、3月に実施予定だそうです。こちらも多くの人にご覧いただきたいと思います。
 市としても、震災の記憶と記録を風化させることなく、後世に伝えていく取り組みを、今後も進めてまいります。

令和 3年10月 1日号掲載分


2013年に宮古市を訪れた国枝選手との記念の一枚
 7月から9月にかけて開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」は、連日、白熱した試合が繰り広げられました。
 宮古市がホストタウンとなっている「ナミビア共和国」と「シンガポール共和国」でも、陸上や水泳などに多くの選手が出場し、見事メダルを獲得されました。新型コロナの心配がなければ会場に駆けつけて応援したいと考えていましたが、テレビの画面越しに一生懸命声援を送りました。
 車いすテニスの男子シングルスで金メダルに輝いた国枝慎吾選手は、2013年3月に宮古市にお越しになり、東日本大震災で被災した私たちを激励していただきました。怪我の影響で悔しい思いをした2016年のリオパラリンピックから、不屈の精神で頂点に返り咲いた姿に涙しました。宮古市も、災害やコロナに屈せず、復興後のまちづくりを進めて行こう!と、強く思いました。
 国や人種を超え、多様な個性を持った人たちが集い・競い・称え合う、スポーツの素晴らしさを改めて感じた夏でした。

令和 3年 9月 1日号掲載分


震災メモリアルモニュメントの追悼の鐘を鳴らす
山本市長
 7月31日、旧宮古市庁舎跡地に「うみどり公園」がオープンしました。体が不自由な方や、お年寄りから小さいお子さんまで、誰もが利用できる大型の「インクルーシブ遊具」を備えた公園としては、東北初となります。この遊具は、公園の整備内容を検討していた時、台湾での導入例の資料を見て、初めて知りました。「誰一人取り残さない」という市のまちづくりの姿勢にも重なり、新たな憩いの空間にぴったりだと思い、設置しました。多くの人に楽しんで欲しいです。
 公園内には、多目的芝生広場や、スポーツでも利用できる舗装されたスペースもあります。また、東日本大震災津波メモリアルモニュメントでは、献花をしたり、追悼の鐘を鳴らすことができます。記憶・鎮魂・伝承・希望の願いが込められた4つ塔は、デザインや高さにそれぞれ意味があるので、ぜひ現地でご覧になってみてください。
 震災から10年。様々な人たちがともに集える場所の完成を嬉しく思います。うみどり公園と、駅、市役所、市民交流センターを繋ぐエリアから、たくさんの笑顔とにぎわいが生まれることを期待しています。

令和 3年 8月 1日号掲載分

 引き続き、市長4期目を務めさせていただくこととなりました。心の平安を保ち、世のために自らを尽くす「自靖自献(じせいじけん)」をモットーに、市勢発展に全力で取り組んでまいります。
 東日本大震災から10年が経ちました。復興の進捗状況は、昨年度末で事業費ベース99.3%となり、被災世帯全ての皆様が恒久的な住宅を確保されました。平成28年・令和元年の台風災害とあわせ、一日も早い復興完遂と、被災した方々の心のケア、コミュニティ支援に力を注いでまいります。
 喫緊の課題である、新型コロナウイルス感染症対策。ワクチン接種につきましては、国からのワクチン供給の状況を見ながら、宮古医師会や県立宮古病院と強固に連携を図り、円滑・迅速な接種に努めてまいります。暮らし・経済対策については、市内の経済動向を注視するとともに、市民の皆様の声に真摯に耳を傾けながら、適時・適切に必要な施策を講じてまいります。
 「持続可能なまち」の実現に向け、「新型コロナウイルス感染症対策」に加え、エネルギー事業により得た利益を市民サービスや課題解決に充てる「再生可能エネルギーによる地域内経済循環」、市の中心拠点施設と広い市域をつなぎ市民の誰もが移動しやすい環境を整える「持続可能な公共交通の構築」を進めてまいります。
 これからも、皆様のご意見やご提言を丁寧にお聞きし、私がまとめ役となり、誰一人取り残さない「宮古市民ワンチーム」の姿勢で、市政運営を行ってまいります。
 「住んでよし」「訪れてよし」「故郷にしてよし」の宮古市を、共に目指してまいりましょう。

令和 3年 6月 1日号掲載分


開会式で道路開通の喜びを述べた谷藤盛岡市長(左)と山本市長
 5月1日、宮古盛岡横断道路開通記念「盛岡・宮古絆フェスタ」を、道の駅やまびこ館で行いました。「道路が完成したら盛大にお祝いしましょう」と、谷藤裕明盛岡市長と約束していたイベントです。コロナ禍のため、関係者全員をご招待することはできませんでしたが、感染症対策をしっかりとして開催いたしました。
 オープニングには「みやこ市民劇ファクトリー」の皆さんが、プチ舞台と、盛岡-宮古間の「閉伊街道」を開削した鞭牛和尚を題材にした市民劇「拓け、いのちの道を」の合唱で、華を添えていただきました。また催し物として、盛岡市の「さんさ踊り」と「チャグチャグ馬コ」、宮古市の「山口太鼓」が披露されたほか、友好交流都市である秋田県大仙市の大曲商工会議所と宮古商工会議所提供の「昼花火」も打ち上がりました。地元の子どもたちにも参加してもらい、川井小・中学校の皆さんにはオープニングの合唱と開会宣言を、新里小・中学校の皆さんには閉会宣言をお願いしました。イベントを盛り上げていただいた皆さん、ありがとうございます。
 盛岡には宮古にはない“温泉”が、宮古には盛岡にはない“海”があります。お互いのまちの良さを共有して、両市の絆をこれからさらに強くしていきたいと思います。

令和 3年 5月 1日号掲載分


協定締結式で協定書に署名する山本宮古市長
(右から2番目)
 宮古市が目指す、再生エネルギーの地産地消を通じた地域内経済循環の創出による〝持続可能なまちづくり〟。その第一歩として、4月6日に、宮古発電合同会社への資本参加に関する協定締結式を行いました。
 同社は「宮古市スマートコミュニティ事業」の一環として、日本国土開発株式会社(朝倉健夫代表取締役社長)・アジア航測株式会社(小川紀一朗代表取締役社長)・復建調査設計株式会社(來山尚義代表取締役社長)の3社が出資し、平成25年7月に設立されました。津軽石地区と田老地区に太陽光発電所を建設し、平成27年から運転を行っています。
 この度、資本参加をすることで、エネルギー事業で得た利益を、バスや鉄道などの公共交通・子育て・福祉サービス・教育等の費用に充てたいと思っています。
 宮古市全体のエネルギー購入費用は年間約100億円。そのほとんどが市域外に流出しています。エネルギーの地産地消により、流出している費用を地域内に留める「地域内経済循環」の仕組みづくりも進めてまいります。
 再生可能エネルギー事業の推進には、私たち一人ひとりが主役となり、持続可能なまちづくりについて考え、行動していく必要があります。〝宮古市ワンチーム〟で取り組んでいきましょう。

令和 3年 4月 1日号掲載分


避難訓練の様子を確認する山本宮古市長
 東日本大震災大津波災害から10年が経ちました。震災の教訓を忘れないよう、宮古市では毎年3月11日に津波避難訓練を行っています。今年は千島海溝・日本海溝北部の地震による大津波を想定した訓練を実施しました。
 津軽石川では、市役所からの遠隔操作による水門の閉鎖訓練を行いました。しっかり閉まることを確認でき、ホッとしました。
 赤前小学校では、参加者の体温測定や手指消毒など、新型コロナウイルス感染症対策を取り入れた初の避難所開設訓練を実施しました。発熱者などを隔離するための簡易テントを使ってみた参加者からは「密閉されていて暖かい」「ベットがあって楽でいいね」との声をいただきました。「宮蘭フェリー」でおなじみ北海道室蘭市の自主防災組織の方々も訓練の見学にいらしていました。室蘭市とは災害時の支援協定を結ばさせていただいています。こうした交流が続いていることを嬉しく、また頼もしく思います。
 午後には宮古市東日本大震災追悼式を行いました。コロナ対策のため、規模を縮小しての実施でしたが、10年の歳月の重みを噛みしめながら、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りしました。
 もう誰にも、津波で大切な人を突然失う悲しみを経験させたくありません。そのためには何より訓練、訓練です。備えましょう。みんなで。

令和 3年 3月 1日号掲載分


マヨイガ(迷い家)は東北地方の民話にある
“隠れ里”の家。訪れた人に幸福をもたらします
 2月6日、市民文化会館で行われた、女優の竹下景子さん出演の舞台「岬のマヨイガ」を鑑賞しました。
 ストーリーや演技・演出はもちろん、独特な世界観を表現した舞台音楽、色鮮やかな人形を駆使した舞台美術、どれもが素晴らしかったです。
 人との絆、震災の記憶、まちの復興、心の再生など、様々なテーマが含まれていたので、きっと観客お一人おひとり、違った感想を持たれたのではないでしょうか。
 私が特に印象に残っているのは、劇の終盤、人々の心の闇に付け入り、まちを乗っ取ろうとする悪の妖怪「アガメ」と「海へび」に、主人公たちが遠野のカッパや県内各地の神様と力を合わせて立ち向かうシーンです。震災後、悲しみや喪失感に負けず復興への歩みを進めてきた私たちと、それを支援し後押ししてくれた日本中・世界中の皆様の姿を表しているようで、胸が熱くなりました。
 震災から間もなく10年。今日まで支えていただいた方々への感謝の気持ちを胸に、この先も、市民の皆さんと一緒によりよいまちづくりを進めてまいります。

令和 3年 2月 1日号掲載分



式で成人にエールを送る山本宮古市長
 1月10日、宮古市成人式を市民文化会館で行いました。開催にあたっては、新型コロナウイルス感染症を心配する様々なご意見をいただきました。しかし〝成人式は新成人にとって一生に一度の大切な場である〟という思いから、充分な対策を講じたうえで、開催させていただきました。
 宮古市で今年成人を迎えるのは全員で609人。そのうち332人が参加予定でしたが、残念ながら直前に緊急事態宣言が1都3県へ発せられたこともあり、当日参加者は252人となりました。
 出席した新成人の皆様には、喜んでいただきました。
 感染症が心配で欠席されたり、1都3県在住で参加を自粛された新成人の方々に、大変申し訳なく思っています。今後、ワクチン接種が行われ、感染の状況が収束したならば、希望を聞いたうえで、何らかの成人の集いを企画したいと思っております。
 また、美容室をはじめ、新成人の晴れの日にあたり、ご尽力いただきました全ての方に、この場をお借りして感謝申し上げます。
 感染を防ぐためには、一人ひとりの取り組みが重要です。引き続き〝宮古市民ワンチーム〟で、この難局を乗り越えてまいりましょう。

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