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牧庵鞭牛展示ホール

更新日: 2022年3月12日
牧庵鞭牛.gif
牧庵鞭牛は、宝永七年(1710年)和井内村(現在の宮古市和井内)清水部落の栓の木という農家に生まれました。子どもの頃の名前は残念ながら分かっておりません。
若い頃は牛方をしていましたが22歳で出家します。その後、42歳で発願し、73歳で座禅往生するまで、約30年間つるはしを握りしめ南部藩内100里にもおよぶ道路を開さくしたと伝えられています。
南部藩時代において、3年に一度は凶作にみまわれ、鞭牛和尚が開さくする以前の宮古街道は、人馬の交通さえ困難であり、毎年数多くの犠牲者を出す難道でありました。そのため一度洪水凶作が起これば交通は途絶し、糧道を断たれた民衆は、たちまち飢餓状態になり多くの死者を出しました。
鞭牛和尚はこのような時代にあり、僧侶として民衆の精神的教化だけにとどまらず、社会生活の障害をとり除くため道路工事に生涯をかけ、数多くの難所を克服し、村と村、村と町とを結ぶ道路を開削し、この地方に住む人々に希望を与え、地域発展の基礎を作ったのです。
民衆救済の中に自己の救いを求め、道づくりの中に自己の生きる道を見出し、生涯を道路開削に託した牧庵鞭牛の人間像はいつまでも私たちの胸裡に生き続けていくことでしょう。

庵牛座像.gif

添付ファイル

新里生涯学習センターの牧庵鞭牛展示ホールでは、鞭牛和尚の道路開さく工具や、鞭牛に関する著作物などを
展示しています。また、鞭牛の道供養碑の場所や、鞭牛が詠んだ「忘想歌千首」をパネル展示にて紹介しています。

鞭牛関係資料紹介

お問い合わせ

教育委員会生涯学習課
電話: 0193-62-2111ファクス: 0193-63-9112

宮古市役所
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