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山本市長のひとりごと 令和5年

更新日: 2023年12月1日

毎月広報みやこの1日号に掲載されている『市長のひとりごと』をご紹介します。
行事やイベントに参加しての感想や、市長の思いがつづられています。

令和 5年12月 1日号掲載分


開局10周年を祝いステージに立つ小田代直子さんと山本市長(左から3番目)らどっこい隊のみなさん
 今年は「みやこハーバーラジオ」が開局して10周年。11月2日に浄土ヶ浜パークホテルで、関係者が一堂に会した記念式典・懇親会が行われました。
 「みやこハーバーラジオ」は、公設民営型のコミュニティエフエム局として、平成25年8月26日に開局いたしました。さらに遡ると、前身の「みやこ災害エフエム」は、東日本大震災から11日後の、平成23年3月22日から始まりました。あの大変な時期にラジオ放送があったことで〝自分たちの生活が守られている〟という安心感を得ることができました。また、新しい何かが始まるというワクワク感も、当時の私達の元気の源になっていたように思います。
 「みやこハーバーラジオ」となってからは、楽しいコーナーも増え、宮古弁交じりの放送に心癒されている人は、私だけではないはずです。また「宮蘭フェリーの隣町」でお馴染み、北海道室蘭市の「FMびゅー」さんや、友好交流都市である秋田県大仙市の「FMはなび」さんなど、コミュニティエフエム局同士の交流も魅力の1つです。沢山の人々が関わり、皆で育ててきた、みやこハーバーラジオは、宮古自慢のラジオ局。地域になくてはならない存在になったと思います。
 これからも「あなたのとなりに」のキャッチフレーズのとおり、私達市民に寄り添った放送を続けていただけるよう、市としても、引き続き連携していきたいと思います。素敵な放送を、これからも楽しみにしています。

令和 5年11月 1日号掲載分


刈り取った稲を手に笑顔を見せる山本市長
 9月23日は、宮古のローカルな秋の魅力を堪能してきました。
 午前中は、毎年花輪地区で行っている「宮古の農業まるごと体験事業」の稲刈りに参加しました。今年は2・3日前の雨で田んぼがぬかるんでいたせいで、田んぼの中を歩くにも一苦労。地元の農家さんを除けば参加者の中で最高齢の私は、作業を終えたころには全身の筋肉と関節が悲鳴を上げていました。それでも、たわわに実った稲をみんなで収穫する喜びと、地元のお母さんたち特製の〝こびり〟の味は、最高でした。
 午後は、新里地区にある「老人憩の家・安庭山荘」を視察。市民有志の方から寄贈いただいたPRのぼりの設置状況を見るためです。安庭山荘は、和井内から脇にそれてからさらに奥の〝秘湯〟の雰囲気ただよう場所にありますが、のぼりがしっかり目印になってくれていました。せっかくだから…と、鞭牛和尚も入ったといわれる〝いいお湯っこ〟で、稲刈りの汗を流すことに。金鶏山鉱泉のお湯は、最初はぬるっと、しばらくするとツルツルとした肌触りになる、不思議な感じがしました。大きな窓の向こうには新里の深い山の景色が広がり、心も体もリフレッシュさせていただきました。
 稲刈り体験や安庭山荘のような、地元ならではの宮古の素晴らしいところを、もっとたくさんの人に知って・体験してもらえるよう、積極的に情報発信をしていきたいと思います。

令和 5年10月 1日号掲載分

 今年度の宮古市総合防災訓練は、8月27日に花輪中学校で実施しました。花輪地域での訓練は、平成24年度以来、11年ぶりということで、地元の自主防災組織や町内会の皆さんをはじめ、多くの方にご参加いただきました。
 8月中旬に田老の摂待地区で発生した大雨による土砂災害のように、最近は台風や豪雨による災害が増えていることもあり、今年は4年ぶりに、水防工法訓練も行いました。土のうの作成や積み上げには、花輪中学校の生徒さんにも加わっていただきました。いざという時の備えを、行政・地域の皆さん・関係機関とで、再確認し合えたのではないかと思います。
 今年は「関東大震災100年」の年。テレビや新聞の報道を見て思うのは、時代や生活環境は変わっても、防災の大切さは変わらないということです。市民一人一人が防災意識をしっかり持ち、「災害に強いまちづくり」を、みんなで進めていきましょう。

令和 5年 9月 1日号掲載分

 8月4日、宮古港藤原ふ頭に外国客船「MSCベリッシマ」が入港しました。全長約316メートル・総トン数約17万トンの〝超大型〟客船。これは、県内に寄港したクルーズ船の中で過去最大の大きさです。
 今回の寄港は、3年前の令和2年1月、欧州へのポートセールスの際、スイスのMSCクルーズ本社を訪問したことがきっかけで実現したものです。寄港時の宮古での過ごし方や、道路環境の整備により広域的な観光が可能になった点など、宮古港の〝強み・魅力〟を、私と担当職員とで直接プレゼンしてきました。こうした地道な取り組みが、このような最高の形で実を結んだことは、とても嬉しいことです。
 また、今回は、同日に開催された「盛岡さんさ踊り」へのツアーも、乗船客に人気を博しました。盛岡への移動時間が短縮されたことで、採用されたツアーです。復興支援道路として整備した「宮古盛岡横断道路」が、地域の新たな魅力創造に繋がったことに対しても、感慨深い思いがしました。
 入港時や日中の停泊時はもちろん、深夜11時の出港時にも、ふ頭はたくさんの人で賑わっていました。市民みんなで「MSCベリッシマ」の寄港を歓迎し、喜んでくれている様子を見て、胸が熱くなりました。
 宮古の海には、クルーズ船が似合います。これからも皆さんに沢山の驚きと笑顔をお届けできるよう「港のあるまち・宮古」を全国に、全世界に、さらにPRしていきたいと思います。

令和 5年 8月 1日号掲載分


復旧した多良間製糖工場(宮古製糖株式会社)の煙突前で記念撮影
 6月14日、姉妹友好市村である沖縄県多良間村の村制施行110周年記念式典に、橋本市議会議長、伊藤教育長と出席しました。到着時は、あいにくの雨模様…と思っていたら、多良間はずっと日照りが続いていたとのことで「恵みの雨を連れてきてくれた」と、大歓迎をうけました。雨降りで喜ばれたのは、初めてでした。
 式では、伊良皆光夫村長から、これまでの交流事業と2022年に台風被害を受けた多良間製糖工場煙突への復旧見舞金の寄贈に対する、感謝状をいただきました。
 多良間初訪問のメンバーもいたことから、式典翌日には、島内の史跡や復旧した製糖工場、宮古にゆかりのある場所などを視察しました。市長就任後に初訪問した平成23年に植樹した木が、私の背丈の倍以上にまで成長しているのを見て、これまでの時間の経過に感慨深い思いがしました。久しぶりに多良間の友人たちの顔を見ることができたのも、うれしかったです。
 コロナのために中断していた、子どもたち同士の派遣交流事業も4年ぶりに再開され、多良間村と宮古市のつながりが、また次の世代へと受け継がれていきます。
 164年前、宮古の商船「善宝丸」が多良間島に漂着した縁から始まったこの〝絆〟は、宮古の財産です。大切にしていきたいと、改めて思いました。

令和 5年 7月 1日号掲載分


対局モニター室にて。左から、大盤解説を務めた聞き手の竹部さゆり女流四段、解説の小山怜央四段、立会の森内俊之九段。
 5月28日に浄土ヶ浜パークホテルを舞台に行われた第8期叡王戦五番勝負第4局。3連覇に王手をかけた藤井聡太叡王と、かど番の菅井竜也八段による一戦は、総手数250手の激闘でした。
 対局者ら日本将棋連盟の一行は、前日27日に宮古入り。道の駅やまびこ館、遊覧船宮古うみねこ丸、浄土ヶ浜をご案内し、浄土ヶ浜では、震災で犠牲となられた方々に献花を行っていただきました。遊覧船では、束の間の休息を楽しむかのように、笑顔を見せながらウミネコに餌をあげる対局者らの姿がとても印象的でした。
 気になる〝勝負飯〟や〝勝負ドリンク〟は?というと、藤井叡王は、やまびこ館で試飲した紫蘇ジュース「川井ペリーラ」を勝負ドリンクに選んでいただきました。菅井八段は、勝負飯に「ウニ、宮古トラウトサーモン、いくらの『三色丼』」。「とても美味しくて、完食しました」と喜んでいただきました。
 勝負の結果は、2度の「千日手」の末、差し直し局を制した藤井叡王が勝利し、叡王戦3連覇を果たしました。12時間にも及ぶ激闘は〝観る将〟の私も胸が熱くなり、両者に心からの拍手を贈らせていただきました。
 〝記録〟にも〝記憶〟にも残る歴史的な対局は、藤井叡王、菅井八段をはじめ関係者の皆様から「素晴らしい環境だった」「また宮古での開催を楽しみにしている」との最高の誉め言葉をいただきました。
 主催の不二家様、日本将棋連盟様、特別協賛のレオス・キャピタルワークス様をはじめ関係者の皆様に、改めて感謝申し上げます。
 ご縁ができました棋士の皆様のさらなる活躍を応援しています。

令和 5年 6月 1日号掲載分


写真①
 
写真②

写真③
4月16日、東京ガーデンパレスで行われた東京宮古同郷会の令和5年度総会・懇談会に出席しました。
 コロナ禍のため、4年ぶりに開かれた集まりに、宮古に縁のある約130名が参加されました。
 会では、品川区副区長の和氣正典さんから、品川区民の皆様から寄せられた支援金をいただきました。心温まるご支援に対し、市から感謝状をお贈りしました(写真①)。ステージでは、福寄屋濤太衛門さんの宮古辯語りと、松浦柊真さん(岩手大学1年)の演舞(写真②)が披露されたほか、シンガーソングライターの澤内早苗さんによるライブ(写真③)なども行われました。皆さん、宮古市出身のパフォーマーです。最後には、参加したみんなで「三陸宮古音頭」に合わせて輪踊りをして、盛り上がりました。
 馴染みのある方々と久しぶりに会って、話して、笑って、元気をたくさんもらいました。宮古を離れても〝宮古愛〟を持ち、応援してくれている方々のためにも、引き続き〝実行〟と〝挑戦〟の姿勢で、よりよいまちづくりを進めてまいります。
 

令和 5年 5月 1日号掲載分


新採用職員に、これからのまちづくりについて語る
山本市長
 今年度、宮古市役所では新たに16人の職員を採用しました。
 新採用職員には、公務員としての心構えや法令・規則などについて学ぶ研修を行っています。私も、4月12日に「市長講話」と題して、新採用職員の皆さんと直接お話しをしました。
 最初に、私から市の重点施策や最近の取り組みについて説明した後、質疑と意見交換の時間を設けました。質問では、市の子育て支援にかかる独自施策や、脱炭素・再生可能エネルギーに関するものが多く出ました。市の特色ある事業として知って欲しい内容だったので、興味を持ってもらえてうれしかったです。
 また「難しい業務を処理するためのコツは」「仕事で失敗をして落ち込んだ時の気分転換の方法は」といったことも聞かれました。新採用職員の皆さんが、期待と不安を持ちながらも、日々頑張っている様子が見て取れました。私からは「悩みを1人で抱えないで、上司にどんどん聞いてみること」「仕事はチームワーク。みんなで課題を共有し、同じ目標に向かって取り組んでいくことが大切」といったアドバイスを贈りました。
 新たな職員が加わった〝チーム宮古市役所〟。引き続き庁内一丸となって〝実行〟と〝挑戦〟のまちづくりを、進めて行きたいと思います。

令和 5年 4月 1日号掲載分




3月4日の観戦の様子。初戦勝利を皆で喜びました
 3月4日・5日、市民総合体育館で、震災後12回目の復興祈念試合である、プロバスケットボールB3リーグ公式戦「岩手ビッグブルズ対ベルテックス静岡」が行われました。リーグのトップ同士がぶつかる「天下分け目の頂上決戦・宮古の陣」として、試合前から盛り上がりを見せていました。
 これまで熱いプレーで被災地を励ましてくれた岩手ビッグブルズ。リーグ1位通過と悲願の「B2昇格」につながるこのビッグゲームを前に「今度は私たちがブルズの力になる時だ!」と思い、イーストピアみやこへの大型タペストリーの掲示や、三陸鉄道と共に観戦企画列車の運行などを行いました。
 試合当日は、ブルズのビューティーアンバサダーでタレントの山川恵里佳さんも来場してくれました。〝市役所イチのブルズブースター〟を自負している私は、もちろん両日観戦。結果は、ブルズが見事2連勝を飾りました!ベルテックス静岡の猛撃に押される場面はあったものの、満員の観客席から沸き起こる声援にブルズの選手が応えてくれました。激しい攻防の末の勝利に、胸が熱くなりました。
 この勢いのまま、プレーオフも勝ち進んでほしいと思います!B2リーグへ、GO!BIGBULLS!

令和 5年 3月 1日号掲載分


フレッシュな演技が光る若手役者陣


いぶし銀の演技で魅せるベテラン陣
(中央が桐田副市長)
 1月28日・29日、みやこ市民劇ファクトリー第3回公演「夢かなう扉~朝日がのぼる街、あれから~」が、市民文化会館で上演されました。
 地域交流で都会から宮古市に来た中学生の少女が、地域文化祭の練習で訪れた公民館で謎の扉を見つけ、そこで体験した不思議な出来事をきっかけに、将来の夢に向かい成長していく…という、笑顔と元気をくれる物語でした。
 今回も、演者・脚本・演出・舞台監督・音楽・舞台美術、全てが〝メイド・イン・宮古〟。実は作中の世界が、令和2年に上演された第2回公演「朝日がのぼる街」と繋がっているという、凝った作りになっていました。メインの役どころに高校生など若い役者を起用したこともあってか、全体的にフレッシュさを感じました。もちろん、桐田副市長をはじめ、熟練の演技で魅せるベテラン役者陣も見事でした。また、劇中で披露された宮古弁のミュージカルは、面白さに加え「よくできているなあ」と、感心して見入ってしまいました。
 公演は二日間とも大盛況。演者だけでなく、観客にも若い人たちの姿があり、宮古の演劇文化が幅広い世代に浸透していることを、嬉しく感じました。
 みやこ市民劇ファクトリーの皆さん、素晴らしい舞台をありがとう!次はどんな物語を私たちに届けてくれるのか、今から楽しみです。

令和 5年 2月 1日号掲載分


「chairmans」の皆さんと。右から2番目が川井地区出身で20歳の去石莉子さん
 1月8日、「宮古市20歳のつどい」を、市民文化会館で行いました。成人年齢が18歳になったことを受け、成人式から「20歳という人生の節目を迎える市民をお祝いする場」として、今年初めて行う催しです。
 宮古市で今年度20歳を迎える551名のうち、約350名が出席されました。東日本大震災の時は小学2年生だった方々です。
 「励ましの言葉」では、女子プロレス団体「STARDOM」所属のMIRAI選手からビデオメッセージをいただいたほか、岩手めんこいテレビの高橋裕二アナウンサーから激励のお言葉をいただきました。第一線で活躍する、宮古市出身のお二人からのお話を、皆さん真剣に聞いていました。また、開式前には、プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」の銀次選手からのお祝い動画も紹介されました。
 アトラクションには、東北を中心に活動するアイドルユニット「chairmans」に登場いただきました。メンバーの去石莉子さんは、川井地区出身の20歳の方です。アイドルになる夢を叶え、一生懸命パフォーマンスをする姿が素敵でした。
 式典が終わり、何人かの20歳の方と、記念撮影をしながらお話しをしました。すでに社会人として働き「社長になって宮古市にも会社を作ります!」と、頼もしい夢を語ってくれた方もいました。
 若い人たちが誇りに思い、住み続けたくなる「ふるさと・宮古」となるよう、挑戦と実行の姿勢で、今年もよりよいまちづくりを進めてまいります。

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