浄土ヶ浜の北、大沢海岸に突き出た巨大な岩がローソク岩です。高さ40メートル、幅は上部で7メートル、下部で3メートルあります。 昭和14年(1939年)9月に国の天然記念物に指定され、平成25年9月24日に三陸ジオパークに認定されました。
陸からは近づくことができませんが、遊覧船「宮古うみねこ丸」から眺めたり、三陸ジオパーク認定ガイドが案内するシーカヤックで間近に見たりすることができます。
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ローソク岩は、約1億4,000万年前(中生代白亜紀)に海底に噴出した火山岩などからなる地層「原地山層(はらちやまそう)」に、貫入して冷え固まった岩脈で、「浄土ヶ浜流紋岩類」(約4,400万年前・新生代古第三紀)の一つであると考えられます。 ローソク岩と接した原地山層の接触部はもろく、侵食によって溝状になっているため、ローソク岩はまわりから突き出て見えます。 |
基本情報
指定・認定
昭和14年9月7日 国指定天然記念物
平成25年9月24日 日本ジオパーク(三陸ジオパーク)
場所
宮古市崎鍬ヶ崎第12地割1番
見学は洋上からのみ
・遊覧船「宮古うみねこ丸」ホームページ→宮古うみねこ丸
・シーカヤックでジオ体験プログラムホームページ→三陸シーカヤックスクールSea-son