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木の博物館/分館9号 大樹の森

更新日: 2020年7月30日

概要

大樹の森は林業圏をむすぶ緑資源幹線林道(横沢・荒川線)、国道106号線鈴久名から横沢冷泉を経てトンネルを過ぎ約14kmの地点、県道25号線紫波・江繋線のタイマグラから約6.2km地点、標高790mから1,030m周辺に残されたブナ・ミズナラ等の極相林の森(面積8.6ha)です。 

●森のようす
森には現在、大径木(胸高直径50cm以上)のブナ、ミズラナ、シナノキ、トチノキ、カツラ等12種、264本(No.番号付)が見られ、樹齢は80年〜180年以上と推定されます。大径木の樹種の本数は、ブナが最も多く115本(43.6%)、次いでミズナラ89本(33.6%)、トチノキ14本(5.3%)、他の樹種は9本(3.4%)〜1本(0.4%)の範囲にあります。樹種別の平均胸高直径はシナノキ103.5cm(最大165cm)で最も太く、ブナ70.97cm(最大120cm)、ミズナラ91.5cm(最大100cm)であって、直径100cm以上の巨木は3樹種内に40本(15.2%)を占めています。全体の平均樹高は13.1m(8m〜28m)です。

●今後、森はどう変わるか
調査区(20m方形区)、No.1ブナ、No.2シナノキ、No.3ブナ・シナノキ各区内の胸高直径6cm以上の樹種について調べた結果、No.1ブナ区、No.2シナノキ区は成立本数63〜75本(5〜7樹種)、ブナの割合は81〜95%で両区とも多いです。No.3ブナ・シナノキ区は総本数21本(3樹種)と少なく、ブナ16本(76%)で占められています。各区とも全体にブナが多く、後継を担うと思われる胸高直径20cm〜50cmのものはNo.1区3本(5%)、No.2区7本(9%)、No.3区4本(19%)にあって現在の大径木の成立割合と同じ傾向が見られます。これらのことから今後はブナが主体の樹種構成にかわっていくものと推察されます。

図

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