刊行のごあいさつ
このたび、「東日本大震災宮古市の記録 第1巻《津波史編》概要版」の発刊にあたり、改めてこの震災により犠牲になられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。
また、平成23年3月11日の発災から、早3年余が経過しましたが、今日まで国や県、県内外の自治体、団体、ボランティアの方々に多大なご支援、ご協力をいただいておりますことに、深く感謝申し上げます。
当市は、平成24年7月に宮古市東日本大震災復興計画を策定し、「すまいと暮らしの再建」「産業・経済復興」「安全な地域づくり」の3つを復興の柱に据え、復興に向けて取り組んでいるところです。3本柱の中の「安全な地域づくり」では、「災害記憶の後世への継承」を方向性として位置付け、震災記録を保存・作成し、情報発信することとしております。
今回の第1巻概要版ですが、「第1部 東日本大震災」では、広報みやこの「写真特集 津波」や東日本大震災における地震、津波被害の概要等の各種データを収録しております。次に「第2部【資料編】歴史津波」では、過去の当地方における津波被害の写真を掲載し、各種史料・文献から地震津波年表を作成しました。
本記録誌は、当市における津波被害の記録集・データ集として、災害に強いまちづくりの研究や、防災意識の啓発・教育活動に末永く活用されることと思います。
末筆となりますが、本記録誌作成にあたり、ご尽力いただいた宮古市東日本大震災記録編集委員会の神田より子委員長並びに南正昭副委員長をはじめとする委員の皆様、また、各種資料・記録の収集にあたりご協力いただきました関係機関の皆様に厚く御礼を申し上げ、刊行のごあいさつといたします。
平成26年9月
宮古市長 山本 正徳
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なお、「東日本大震災宮古市の記録 第1巻《津波史編》概要版」冊子は、部数に限りがあるため、配布のご要望につきましては受け付けておりません。
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