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宮古市 移住・定住応援ページ

サーモンランド宣言とはなんですか?

サーモンランド宣言? ぼく達サーモンに関係しているんだろうけど、なあにそれ?

サーモンランド宣言

宮古市は、本州有数の、鮭がたくさん獲れるまちです。
いろんな魚がとれる宮古ですが、市の魚も、鮭なんですよ。

ふうん。鮭がたくさんとれるということなのかな?

鮭のまち宮古

はい。たとえば市内にある津軽石川(つがるいしかわ)は、別名「鮭川」と言われるほど、
鮭が遡上(そじょう)する川です。

ぼく達の仲間がたくさん!
本州でいちばん鮭が帰ってくる川の一つだって言われているんだよね。

はい。三陸沿岸で、鮭のつかみ獲りが出来る鮭祭りが最初に始まったのも、津軽石川です。
鮭を育てる漁業が全国で始まった最初の場所だ、という説もあるんですよ。

鮭のつかみ獲り


鮭のつかみ獲り!? ブルブル……。

……。
ところで、鮭が帰ってくる条件は、なんだと思いますか?

それはもちろん、豊かできれいな川がある、ということだよね?

そうなんです。鮭にとって大切な、森・川・海が、宮古市には揃っています。
鮭が生まれる川、育つ海、そして森の恵みがあるからこそ、鮭が戻って来るんですよ。

すると、宮古はずっと、鮭と関わりが深かったんだね。

そうなんです。宮古では昔から、ふ化と放流の、「育てる漁業」をやっていました。
毎年、津軽石川や閉伊川では、「さけ稚魚壮行会」という、稚魚の放流を行っています。

市内の小中学校や保育所・幼稚園の子達が、鮭の稚魚を川に放流するんだよね。

さけ稚魚壮行会

他にも宮古では、古くから鮭と人の関わりが色々なところで残っているんですよ。

たとえばどんな関わりがあったのかな?

たとえば、津軽石川には「又兵衛伝説(またべえでんせつ)」というお話があります。

又兵衛伝説? どんなお話なのかな。

江戸時代、後藤又兵衛と名乗る武士が、藩の決まりを破って、津軽石川の鮭を津軽石の人達に
解禁したために、藩に処刑された、というお話です。諸説ありますが……。

史実ではなくて言い伝えかもしれないけど、そういうお話があるぐらい、
鮭が生活に密着していたんだね。

今でも、又兵衛をかたどった藁人形で、鮭の豊漁祈願をする、「又兵衛まつり」という
神事が続いているんですよ。

伝統として行事が受け継がれているんだね。
そういえば、僕達のデビュー行事も、「サーモン・ハーフマラソン大会」だったね。

サーモンくん・みやこちゃんデビュー


毎年11月第2週に開催されている市民ハーフマラソン大会ですね。

サーモン・ハーフマラソン

大会が11月なのは、鮭の季節が始まるから、なのかな?

それもありますが、11月11日が「鮭の日」だから、でもありますよ。

11月11日が鮭の日なのは……どうしてだろう?

漢字の「鮭」で、右側のつくりの部分を、縦に読んでみてくださいね。

鮭の日

縦に……? あ、なるほど! そうかあ、歴史的にゆかりがあるだけじゃなくて、
ちょっとしたことでも鮭との関わりを大事にしているんだね。

最近は、トラウトサーモンの養殖にも力を入れているんですよ。

トラウトサーモン? それは、普通の鮭とは何が違うの?

ニジマスの改良新種を、海で養殖するサーモンですね。輸入が多いんですけど、
宮古ではこれを国産の新しいサーモンブランドとして取り組んでいるんです。

なるほどなあ。まさに、本州「最先端」の、鮭の地だねえ。
ところでさあ、結局、サーモンランド宣言って、なあに? 鮭を大切にするまちということ?

あ、そうでした。肝心のことがまだですね。
宮古は、このように歴史的にも文化的にも、鮭と関わりが深いまちです。

ぼく達、鮭が宮古のシンボルキャラだもんね。市の魚も、鮭。

そんな、鮭を育んできた自然や歴史、先人の心を受け止めて、大切にしていこうということで!

……ということで!?

鮭のように力強く、鮭を育んできた先人達にならって、心豊かに生きていこう、と、
平成19年に宮古市が宣言したのが「サーモンランド宣言」なんですよ。

そっか。鮭を保護しようとか、そういう意味だけじゃないんだね。

「森川海とひとが調和し共生する安らぎのまち」を目指す、というのが、
サーモンランド宣言の柱ですね。

そうか、最近は、鮭が不漁になっているけど、漁業の鮭、というだけじゃないんだね。
鮭が育まれる環境を大切にするような、心、かあ…。

たとえば宮古には、四年制大学がありません。
専門学校も少ないので、若者にとって、将来の選択の幅が少ないようにイメージされがちです。

宮古のなかだけだと、高校を卒業してからの進路は限られてくるんだね。

でも、東日本大震災後に、復興支援で入ってきた若者が、そのまま定住したりして。
そういうことを通じて、外からの経験や知恵で、まちが少しずつ変わりつつあります。

交流会

そうかあ。宮古の若者が、外からの若者を見て刺激を受けたりするようになってきたんだね。

そうなんですよね。だから、サーモンになぞらえて言うなら、宮古生まれの
みやっこ達が外に行こうというなら、笑顔で送り出してあげようって。

宮古の外に出て、刺激を受けて、経験をたくさん積んで、豊かに成長して、
宮古にいつか必ず戻ってくる。鮭のように!

いってらっしゃい宮古市

はい! 外に出ていったとしても、Uターンしたくなるようなまち。
それもまた、サーモンランドとしての想いですね。

IターンもUターンも、外から来た色々な人も混ざり合って、
新しいサーモンランドを作っていくんだね。

宮古への移住をお考えになる方にも、ぜひ、そういう宮古の人達の気持ちを受け止めて、
一緒にサーモンランドの一員になってほしいと思います。


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◆お問い合わせ

宮古市 企画部企画課 次世代交流支援室
電話 : 0193-77-5021

宮古市役所
〒027-8501 岩手県宮古市宮町一丁目1番30号
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