市こども課では、市内の保育施設における放射線の状況を把握するため、市内保育所・児童館・幼稚園の23施設にて空間放射線量の測定を行いましたので測定結果をお知らせいたします。
測定方法
各測定地点の地表面から5センチメートル、50センチメートルおよび1メートルの高さで、それぞれ30秒間隔で5回読み取りを行い、その平均値を測定値としました。測定結果は、各5回の測定値の平均値を小数第三位で四捨五入し、小数点以下二桁で表示しています。
測定地点
各施設2地点(各施設の園庭中央1地点と出入り口付近の1地点を測定しました。)
測定実施日
令和元年11月8日から令和元年11月12日まで
測定機器
市環境生活課で保有している放射線測定器を使用して測定を行いました。
測定結果
各施設の放射線量測定結果については、下記の添付ファイルをご覧ください。
文部科学省・厚生労働省が示している、自然放射線から受けるものを含まない人工放射線による外部被ばく線量の目標値である「年間1mSv以下」については、全ての保育施設において目標値を下回っていました。
評価方法
各測定結果から、推定される年間の外部被ばく線量を求めるには以下の計算式により算出します。
測定結果による推定被ばく線量(年間)の算出方法
【年間外部被ばく線量を推計する場合の条件】
測定した場所に1日8時間、その場所の木造家屋に1日16時間居るものと仮定
木造家屋内滞在における被ばく量低減効果を60%(係数0.4)と仮定
【年間の積算線量を推計する為の計算式】
年間線量(mSv/年)=測定値(μSv/時)×(8時間+0.4×16時間)×365日÷1000
※1mSv(ミリシーベルト)=1000μSv(マイクロシーベルト)
また、測定値には自然放射線による放射線量も含まれることから、目標値である1mSv/年の基準を満たすか確認する場合は、自然放射線量を差し引く必要があります。
自然放射線による外部被ばく線量の世界平均値 0.87mSv/年 (宇宙線から:0.39mSv/年、大地から:0.48mSv/年)
リンク
添付ファイル