1 野生きのこと放射性物質濃度
岩手県の野生きのこは、放射性物質の影響により、未だ国から出荷制限が指示されている地域があります。
このため、出荷制限指示地域で採取した野生きのこ(全ての種類)を出荷・販売することは食品衛生法違反となりますので絶対に行わないでください。
また、出荷制限指示の対象地域「以外」で採取された野生きのこであっても、放射性セシウム濃度が国が定める食品の基準値(100ベクレル/キロ)を超過していないか、出荷・販売前の検査により確認するようお願いします。
◆野生きのこ(全ての種類)の出荷制限地域一覧表
出荷制限指示年月日 | 対象地域 |
平成24年10月11日 | 一関市、陸前高田市、平泉町 |
平成24年10月16日 | 釜石市 |
平成24年10月18日 | 奥州市 |
平成24年10月29日 | 大船渡市、金ヶ崎町 |
平成24年11月7日 | 遠野市 |
平成25年10月9日 | 住田町 |
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2 オークションサイト・フリマサイトでの注意点
近年、オークションサイト・フリマサイトにおいて、岩手県内の出荷制限地域「以外」から採取された野生きのこの販売が多くみられ、「コウタケ」や「サクラジメジ」、「ムラサキシメジ」などの販売が確認されています。
これらの中には、「出品者」が放射性物質濃度検査を行わないまま販売している事例が多くみられます。
このため、厚生労働省では、放射性セシウム濃度が国の基準値(100ベクレル/キロ)を超える野生きのこが販売されていないか、買い上げ検査を実施しています。
万が一基準値超過が判明した場合、新たに国の出荷制限地域が指定され、その地域においては「マツタケ」や「コウタケ」、「ナラタケ」など、種類に関係なく全ての野生きのこについて、出荷・販売を目的とした採取ができなくなります。
採取区域によっては、採取できない場所、許可が必要な場所(国有林、県立自然公園など)がありますので注意してください。また、一般所有の森林であっても、「森林窃盗罪」に問われることがないよう森林所有者の許可・了解を得るなどしマナーを守って採取されるようご注意ください。
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<この記事に関する問い合わせ先> 沿岸広域振興局農林部 宮古農林振興センター林務室 電話:0193-64-2215 |
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