山本市長のひとりごと 令和6年

更新日:2025年01月10日

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毎月広報みやこの1日号に掲載されている『市長のひとりごと』をご紹介します。
行事やイベントに参加しての感想や、市長の思いがつづられています。

令和6年12月1日号掲載分

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12月21日(土曜日)・22日(日曜日)に市民文化会館で、みやこ市民劇第四回公演「鞭牛~拓け命の道を~」が開催されます。

今回もゲスト出演させていただくことになり、10月29日に稽古初めをしてきました。メインの出演者さんたちは、夏頃から稽古をスタートしており、皆さん堂々とお芝居をされていました。一方、ゲスト演者チームは、私を含めほとんどの方がこの日が稽古デビュー。今作演出の山根真生子さんに、立ち位置やセリフ順、身振り・手振りを教えていただきながら、稽古をしてきました。新里村の長老たちの役という ことで、どっしり落ち着いた雰囲気で演じたいのですが、まだまだ練習が必要です。

今作は、2018年に行われた第一回公演「拓け、いのちの道を〜 鞭牛和尚の挑戦〜」のリメイク再演で、宮古市民文化会館再開10周年事業の作品でもあります。

第一回公演を観た方は、どこが変わったか、探しながら観るのも面白いかもしれません。

毎回好評を得ている、みやこ市民劇。公演の盛り上げの一助となれるよう、頑張りたいと思います。皆さんぜひ観に来て下さい!

令和6年11月1日号掲載分

山本市長、山口県下関市の前田晋太郎市長、和歌山県串本町の田嶋勝正町長、青森県大間町の野崎尚文町長とよんたんが横断幕を持って横一列に並ぶ記念写真

 本州の東西南北4つの”端っこ”のまち(東端=宮古市、西端=山口県下関市/前田晋太郎市長、南端=和歌山県串本町/田嶋勝正町長、北端=青森県大間町/野崎尚文町長)で構成される「本州四端首長交流会議」が、今年は宮古市を会場に開催されました。
 会議の後は4首長と関係者で、本州最東端の地・魹ヶ崎へ向かいました。姉吉漁港から漁船クルーズで行くコースもありますが、当日は時化のため船が出せず、徒歩で向かうことに。みちのく潮風トレイルのコースにもなっている片道約3.5キロの山道を、登山用のストックを両手に進みました。日頃の運動不足もたたり、きつかったものの、秋晴れの空と涼しい潮風に励まされながら、約80分、歩き続けました。それでも、目の前に広がる水平線と、白く輝く魹ヶ埼灯台を見たときは、その景色の美しさと達成感で、疲れも吹き飛んでしまいました。
 頑張った分、参加者全員、思い出深い最東端踏破になったのではないかと思います。
 行楽の秋。ぜひ皆さんも、魹ヶ崎はもちろん、西端・南端・北端のまちにも、足を運んでみてください。

令和6年10月1日号掲載分

市長とマナド市のアンドレイ市長がそれぞれファイルを持ち横並びに立っている記念写真

マナド市のアンドレイ市長(写真右)と

市長とマナド市のあお空日本語学校の関係者の方々が集まり記念撮影をしている写真

あおぞら日本語学校の皆さんと

 8月20日から22日まで、橋本久夫市議会議長とともに、インドネシア共和国を訪問しました。
 目的は、北スラウェシ州マナド市政府から、宮古市との交流の意向を受け、連携の意向締結を結ぶためです。マナド市政府は、今年2度にわたり57人が本市を訪れ、行政情報や産業、雇用、清掃センターの仕組みなどを視察しています。
 さて、人口約46万人のマナド市には、本市の外国人労働者の受け入れ機関「青葉協同組合(大久保博代表理事)」が設立した「あお空日本語学校」があり、今回の連携のきっかけとなりました。
 マナド市のアンドレイ・アンゴー市長は、「多くの若者が日本で経験を積む機会をつくりたい。その経験がマナド市に還元されることで、両市経済の発展につながる」と願っています。
 締結式に併せて、「あお空日本語学校」も訪問しました。学校では100人ほどの生徒が日本での就職に向け、日本語を学んでいます。岩手県や石川県で就職が決まっている生徒が複数おり、日本での生活に希望を抱いていました。
 マナド市からの帰路は、ジャカルタを経由しました。ジャカルタでは、本市でコネクタを製造するヒロセ電機グループの工場「ヒロセエレクトリックインドネシア」を訪問しました。日本と海外工場との就労環境の違いや、同社の事業展開に大きな学びがありました。本市に縁がある職員もおり、意義ある訪問となりました。

令和6年9月1日号掲載分

赤い浴衣を着た市長が、右手に提灯を持ち左手を上に掲げている写真

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浴衣を着て団扇を持つ市長と4名の男女、紺色の洋服を着て団扇を持った関係者1名が横一列に並ぶ記念写真

写真2

感謝の盾を一緒に持つ市長と花蓮市の魏嘉彦(ウェイ・ジィアイェン)市長の記念写真

写真3

 8月1日、世界一の太鼓パレード「盛岡さんさ踊り」に、若手市職員と一緒に盛岡市役所チームの一員として参加してきました(写真1)。東日本大震災の復興支援をきっかけに始まった”さんさ交流”も今年で8回目。内舘茂盛岡市長をはじめ、盛岡市役所の皆様、お声掛けありがとうございます。また、今年のさんさには、盛岡市と友好都市協定締結5周年を迎える台湾の花蓮市の皆様もご招待されていました(写真2)。7月31日には盛岡市内で歓迎レセプションが開催され、花蓮市の魏嘉彦(ウェイ・ジィアイェン)市長と初めてお会いすることができました。その際、ウェイ市長から、4月に発生した「台湾花蓮地震」に際し、宮古市がお贈りした支援金に対する感謝の盾をいただきました(写真3)。改めて、1日も早い復旧・復興を願っています、とお伝えしました。
花蓮市の皆さんとも交流でき、思い出深いさんさとなりました。

令和6年8月1日号掲載分

リングから場外にジャンプする女子プロレスラーと、受け止めようとする様子の3名の女子プロレスラーの写真

パワフルな技で観客を沸かすMIRAI選手

MIRAI選手の名前が書かれたプラカードを持って応援する様子の市長の写真

MIRAI選手を応援する山本市長(中央)

 6月30日、宮古市重茂出身の女子プロレスラー・MIRAI選手(マリーゴールド所属)のふるさと凱旋試合が、市民総合体育館で開催されました。
 私がMIRAI選手と初めて会ったのは、東日本大震災の翌年の2012年。本州最西端の山口県下関市にある巌流島で開催されたプロレス大会に、本州最東端の重茂地区の小中学生から5人が招待されました。その中の一人がMIRAIさんでした。
 プロレスに魅了された彼女は、プロレスラーになる道を選びました。決め台詞は”魂込めて”。持ち前の明るさと屈託のない笑顔が素敵な彼女を、私はずっと応援してきました。
 「宮古で試合をして、ふるさとに元気を届けたい」。そう私に語ってくれた彼女の夢が叶った瞬間を、約670人の観客とともに喜び合いました。リングに立つ彼女の姿と、会場を包む”MIRAIコール”に、胸が熱くなりました。
 凱旋試合に併せ、MIRAI選手を「宮古市観光親善大使」に任命させていただきました。日本中を舞台に活躍する彼女から「宮古市のPRのためにも、もっと強くなります!」と、頼もしい言葉もいただきました。私も今まで以上に”魂込めて”エールを贈り続けます。感動をありがとう!頑張れ!MIRAI選手!

令和6年7月1日号掲載分

トレイルウォークで蛸の浜ルートを参加者の方々へ身振り手振りで説明する様子の山本市長の写真

トレイルウォークで蛸の浜ルートを説明する山本市長(左から2番目)

「みちのく潮風トレイル全線開通5周年記念式典交流会」と書かれた紙が貼られた壁の前で、市長を中心に八木環境副大臣、ヨルダン王国のリーナ大使が横並びに立つ記念写真

交流会場で、八木環境副大臣(右)、ヨルダン王国のリーナ大使(左)と

 6月8日・9日に宮古市内で行われた「みちのく潮風トレイル全線開通5周年イベント」には、全国から関係団体やハイカーの方々にお越しいただきました。
 8日の記念式典には、主催者である環境省の八木哲也環境副大臣、来賓の鈴木俊一財務大臣、ヨルダン・ハシェミット王国のリーナ・アンナ―ブ特命全権大使をはじめ、多くの方に出席いただき、みんなでこの記念すべき日をお祝いしました。式典後には宮古市主催で交流会を開催。瓶ドンや宮古トラウトサーモンなど様々な”宮古のうまいもん”を皆さんにご堪能いただきました。市職員も、浜焼きの焼き手や配膳などを手伝い、みんなでおもてなしと、宮古市の魅力をPRしました。
 9日のトレイルウォークイベントでは、八木環境副大臣、リーナ特命全権大使、達増拓也岩手県知事と一緒に、私も2キロのコースを歩きました。道中では外国人ハイカーの姿も見ることができました。
 「みちのく潮風トレイル憲章」に「歩くことを愛するすべての人々を歓迎し、皆で育てる道とします。」という一節があります。これからも、国・県・関係自治体や関連団体の皆さんと連携し、10周年、100周年と歩き継がれていく道となるような取り組みを進めてまいります。

令和6年6月1日号掲載分

消防服や法被を着た消防団の方々と、机を前にして立つ市長を写した写真

現地で陣頭指揮を執る山本市長(左から2番目)

コーヒーカップが置かれた円卓の席に着き話をする様子の市長とフィリンピンのラ・トリニダッド市タバンダ前市長の写真

ラ・トリニダット市にてタバンダ前市長と

ラ・トリニダット市のサルダ市長と握手をしている山本市長の記念写真

ラ・トリニダット市のサルダ市長と交流する山本市長

 4月20日発生の刈屋林野火災は、同日16時46分に災害対策本部を設置、同時刻に自衛隊に対し災害派遣を要請しました。
 翌21日には、災害対策本部長を副市長に、現地対応を危機管理監に指示し、連絡をとれる状態で出張を行いました。消火作業に尽力いただきました宮古市消防団をはじめ、関係者の皆様に、感謝と敬意をお伝えいたします。
 23日、フィリンピンのラ・トリニダッド市を訪問しました。同市は、旧新里村が1992(平成4)年に友好協力都市の締結をしたまちです。合併して宮古市になってからも、交流を続けております。私は初めての訪問でした。2015(平成27)年の宮古港開港400周年記念式典にも出席いただいた、エドナ・C・タバンダ前市長とお会いし、新里村時代の懐かしい交流の話などについて、お話を聞きました。また、トリニダッド市役所を訪問し、ロメオ・K・サルダ市長と面会させていただきました。現在の両市の産業やまちづくりについて、意見交換を行いました。その後の市内視察では、農業が盛んということで、野菜市場や特産品のいちご農園、花農園などをご案内いただきました。花農園は色とりどりの草花が広がり、思わず持って帰りたくなるほどの美しさでした。
 皆さん、私たちの訪問をとても喜んでくださりました。言葉や文化は違えども、これまで紡いできた交流の絆を、大切に思っていただけていると感じました。サルダ市長とは、改めての友好協力都市締結書署名のお話しもしてきました。今回の訪問をきっかけに、ラ・トリニダッド市と宮古市との繋がりを、より深くしていければと思います。

令和6年5月1日号掲載分

色とりどりの花が活けられた大きな花瓶が置かれた台の横の演台で、マイクに向かい話をする市長の写真

川井小学校入学式で、祝辞を述べる山本市長

 春は新しい生活が始まる季節です。4月上旬には、市内各小中学校で入学式が挙行されました。
 今年度から小中併設校となった川井小学校・川井中学校の入学式は、4月6日に行われました。最初に小学校の入学式があり、会場の配置換えの休憩時間をはさんだあと、中学校の入学式が行われました。配置換えでは、先生だけでなく在校生もお手伝い。その際の、小学生と、制服を着た中学生が一緒に作業をしている、小中併設校ならではの風景が、印象的でした。小学生にテキパキ指示を出し、率先して働く中学生の子たちの、「可愛い後輩の手本にならなければ」という先輩らしい立ち振る舞いに、頼もしさを感じました。
 「次代を担う子ども達はみやこの宝」。入学式で、新生活への期待に目を輝かせている新入生の皆さんの表情を見るたび、改めて思うことです。それぞれの個性を持った”みやこの宝もの”たちが、のびのびと、心豊かに成長していけるよう、引き続き、全力でサポートしてまいります。

令和6年4月1日号掲載分

防波堤で損壊した個所を視察している様子の市長と関係者2名の写真
机に広げられた紙を見る市長と男性2名の写真

 3月4日・5日、令和6年能登半島地震で被災した自治体を訪問しました。金沢市・輪島市・珠洲市・七尾市・能登町では、市長・町長とお会いし、状況を教えていただいたほか、避難所や被災地域などを視察させていただきました。
 地震の影響による道路の損壊状況、上下水道施設の被害状況は、報道で見ていた以上に深刻でした。地震・津波・液状化と、複数の災害が重なった現場に「長期の支援が必要だ」と感じました。
 避難所では、段ボールベッドや組み立て式パーテーションが多く使われていたほか、使った水を浄化して再利用する仮設シャワーなどもありました。東日本大震災をはじめ、これまでの災害の経験から生まれた手法や技術が、避難所運営に活かされていました。
 今後は、復旧・復興事業を進めるための”マンパワー”が重要になっていくと思われます。13年前、私たちは日本中・世界中から多くのお力をいただきながら、復興の歩みを進めてきました。能登の皆様が、1日も早く心安らかな生活に戻られるよう、宮古市としても、職員の派遣など、できる限りの支援をしてまいります。

令和 6年 3月 1日号掲載分

ライトアップされた舞台上で演劇する様子の劇団ゆうの関係者の方々の写真
2名の女性が口を大きく開け歌っている様子の写真

劇団ゆうの華やかなステージ(写真左)と、迫真の演技で魅せた宮古市民劇ファクトリー公演

 例年より雪は少なかったものの、寒さが厳しかった1月、2月。市民文化会館で行われた2つの舞台が、私たちの心を温めてくれました。
 1つは、1月28日公演の「劇団ゆう」によるミュージカル「アラジンとランプの魔人」です。劇団ゆうは、滝沢市を拠点に活動する団体です。東日本大震災の被災地の「心の復興」を目的に、素敵な作品を継続して届けてくれています。今回は、市内の子どもたちも演者として参加。可愛らしいダンスを披露してくれました。歌あり、アクロバットありの演目に、観客から惜しみない拍手が贈られました。劇団ゆうの皆様、公演にご尽力いただいた皆様、ありがとうございます。
 もう1つは、2月3日の「みやこ市民劇ファクトリー」第4回公演「猫よりも壺~朝日がのぼる街・最終章~」です。”親子の絆”や、”人との繋がり”をテーマに、老人ホームで繰り広げられる世代を超えた人々の交流を描いたお話しでした。母娘が涙を流しながら本音で語り合うシーンは、私ももらい泣きしてしまいました。公演を重ねるごとに、演技はもちろん、ストーリーや演出も本格的になってきた、みやこ市民劇ファクトリーの皆様。次回作も、乞うご期待!です。
 芸術は、私たちの心を豊かにしてくれます。これからも、市民の皆様に、心震える体験をたくさんしてもらえるよう、市としても様々な支援や取り組みをしてまいります。

令和6年2月1日号掲載分

日本酒の大きな樽を鏡開きする様子の、法被を着た市長と5名の男性の写真

1月7日の「田老地区新春のつどい」で鏡開きをする山本市長(右から3番目)

 令和6年は、宮古・田老・新里・川井の4地域で新年交賀会や新春の集いが開かれました。特に、田老・新里・川井での開催は、コロナ禍を経て4年振りの開催でした。久しぶりに地域の皆様のお顔を見て、お話しをすることができ、とても嬉しかったです。今年も、よりよい地域づくりに努めていかなければと、思いを新たにしました。
 一方で、どの地域でも聞こえてきたのが、1月1日に発生した、能登半島地震に対する、お悔やみや、お見舞いの言葉でした。宮古市では東日本大震災を体験していることもあり、皆さん自分ごとのように心を痛めている様子でした。私も、連日報道されている被災したまちの様子を見て、13年前の宮古の風景が思い出され、いたたまれない思いでいっぱいです。
 現在、市では義援金を受け付ける募金箱を設置しているほか、物資の支援や人的支援の準備などを進めているところです。被災した方々が、1日も早く、心休まる生活に戻ることができるよう、関係機関と連携しながら、精一杯のお力添えをさせていただきます。皆様のご協力をお願いいたします。

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