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更新日:2025年01月01日

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年頭のごあいさつ

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新市誕生20周年。「宮古創生」への歩みをこの先も

 

令和7年の年頭にあたり、謹んでごあいさつを申し上げます。

昨年は、元日に能登半島地震が発生し、地震と津波による大きな被害を目の当たりにしました。本市では、救援物資や人員、トイレカーの派遣など、被災地のニーズに沿った支援を続けてまいりました。

8月には宮古市内でも台風による浸水被害があり、市民の皆様の生活にも大きな影響がありました。災害への備えの重要性を改めて感じる年でありました。

今年は皆様にとって、穏やかな一年でありますよう願っております。

昨年6月、ひとりの若者が夢を叶える瞬間に立ち合いました。市民総合体育館で行われた、重茂出身の女子プロレスラー・MIRAI選手の凱旋試合です。小学生の時に東日本大震災を経験した彼女は、復興支援イベントで見たプロレスに感動し、「いつか自分も周りに元気を届けられる人になりたい」と、女子プロレス団体に入門。その後、「宮古で試合をして、故郷に恩返しを」という夢に向かい、一歩一歩キャリアを重ね、昨年、その夢を実現させました。

私も、市長就任以来、宮古市のあるべき姿「安定した仕事を持って、子どもを幸せに育てられるまち」の実現に向け、一つずつ着実に、施策の実行に努めてまいりました。

令和7年も、これまでの取り組みを、さらに進めてまいります。

 

「宮古駅前ににぎわいを」

旧キャトル跡地を中心とした「宮古駅前再開発」。今年は、旧キャトルの建物の解体を7月に着手する予定です。また、昨年の市民ワークショップで寄せられたご意見等を参考に、事業内容などの基本計画策定を進めてまいります。

市道末広町線の無電柱化事業は、3月に完了予定です。歩いて楽しめる、にぎわいのある中心市街地の整備を進めてまいります。

 

「脱炭素社会の実現に向けた歩みを進める」

地域脱炭素の実現に向けて、昨年は再エネ導入、省エネ化につながる市民向けの補助事業のメニューを増やしたほか、地産電力を活用した「電気バス」の運行を開始いたしました。「脱炭素」を、より身近に感じていただけたことと思います。

田老地区に整備中の夜間連系太陽光発電所は12月に商業運転を開始する予定です。地元参加型の発電事業となるよう、市民ファンドの準備を進めてまいります。

地域脱炭素の実現が地域内経済循環の拡大につながります。「宮古市版シュタットベルケ」の拡充を目指し、皆で歩みを進めてまいりましょう。

 

「世界と岩手を繋ぐ海の玄関口―宮古港」

これまで力を入れ取り組んできたポートセールスが実を結んでいます。昨年、宮古港は、外国客船8隻の寄港に、客船「にっぽん丸」による宮古港発着クルーズによりにぎわいをみせました。宮古の魅力は、三陸の豊かな自然が持つ景観と、「おもてなしの心」にあります。海外の乗船客への対応には、宮古市国際交流協会やボランティアの方々に活躍いただいております。地元の高校生も積極的に参加されており、海外の方とのコミュニケーションは、生徒の皆さんの貴重な学びの機会となっています。

令和7年度は13隻の外国客船が寄港する予定です。心からのおもてなしでお迎えをして、交流人口の拡大と地域経済の活性化に繋げてまいります。

 

「県内有数の金型コネクタ産業の集積地」

宮古市には、世界に誇れる企業が多くあります。自分たちのまちで、世界中で使われている製品が作られていることを、地域産業の担い手である若い世代に伝えてまいります。

今年2月にイーストピアみやこで開催する「第3回みやこテクノフェスタ」は、地元にある企業や産業を広く知ってもらうために令和4年度から行っている事業です。市内企業の皆様に、自社製品の紹介パネルや、実際の機器を使ったモノづくり体験ブースを出展いただきます。若者が、地元に愛着や誇りを持つきっかけにも繋がる取り組みです。多くの方にご参加いただきたいと思います。

 

「新市誕生20周年」

平成17年6月6日に新・宮古市が生まれてから、今年で20周年。市政の基本的な指針である、宮古市総合計画の後期基本計画が、7年度から11年度までを計画期間にスタートします。宮古市が、この先もさらに希望にあふれ、魅力あるまちとなるよう、市の目指す将来像「森・川・海とひとが調和し共生する安らぎのまち」の実現に向け、一歩一歩、歩みを進めてまいります。

結びに、市民の皆様にとりまして、本年が幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。

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