熱中症を予防しましょう
熱中症を予防しましょう
熱中症について
熱中症は、高温多湿な環境や、激しい労働や運動によって徐々に体内の水分や塩分バランスが崩れ、体温の調節機能が正常に働かなくなることによって引き起こされます。
屋外だけでなく、曇りの日や、室内で何もしていないときでも起こります。体力が落ちている、睡眠不足、栄養不足、水分不足など個人の体調による影響が重なることで発症の危険性が高まるため注意が必要です。
重症化すると命にかかわる危険性もありますが、正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。
熱中症予防のポイント
暑さに備えた体づくりをしましょう
暑さに慣れていないと、熱中症になる危険性が高まります。実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、体が暑さに慣れること(暑熱順化)が重要で、日常生活のなかで無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
暑さに慣れるには個人差がありますが、数日から2週間程度かかるので、暑くなる前から余裕をもって日常生活の中で運動や入浴することで汗をかき、からだを慣れさせましょう。



暑さを避けましょう
- 扇風機やエアコンで温度をこまめに調節
- 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
- 外出時には日傘や帽子を着用
- 通気性のよい涼しい服装にする
- 天気のよい日は日陰の利用、こまめな休憩
- 保冷剤、冷たいタオルなどで、からだを冷やす

こまめに水分補給しましょう
- 室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給を
- 1日あたり1.2リットルを目安に
- 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

日頃から健康管理をしましょう
体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養
以下の人は注意が必要です
高齢者
熱中症患者のおおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
高齢の方は、暑さや水分不足に対する感覚機能や暑さに対する体の調整機能が低下しているため自覚がないのに熱中症になりやすくなります。
体内の水分量が少ないですが、頻尿の心配から水分摂取が十分でない場合があります。
対策
- 暑い日には冷房を積極的に活用しましょう
- のどの渇きを感じていなくても水分補給を
子ども
身長が低く、地面に近い子どもは、地面の照り返しにより高い気温にさらされます。
また、体温を下げるための体温調節機能も未熟なため熱中症の危険が高まります。
子どもは自分からすすんで水分補給や衣類調整をすることができないので、保護者をはじめ周囲の方々の目配りや声かけが必要です。
熱中症の症状
めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛
↓ 病状が進むと
頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、判断力低下

!! 応急処置をしても症状が改善されない場合は医療機関を受診しましょう !!
熱中症が疑われる人を見かけたら(主な応急処置)
- エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所へ避難
- 衣服をゆるめ、からだを冷やす(首の周り、脇の下、足の付け根など)
- 水分、塩分、経口補水液などを補給
!!! 自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼びましょう !!!

(注意) 熱中症についての詳しい情報はこちらをご参照ください。
市環境課
厚生労働省
熱中症予防のために(リーフレット) (PDFファイル: 905.9KB)
高齢者のための熱中症対策(リーフレット) (PDFファイル: 1.5MB)
厚生労働省
環境省
気象庁

お問い合わせ
保健福祉部健康課
電話: 0193-64-0111ファクス: 0193-64-5464
この記事に関するお問い合わせ先
保健福祉部 健康課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111
更新日:2024年12月23日