発見されたもの (1/4)

更新日:2024年12月23日

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崎山貝塚から発見されたもの

土偶

穴が数か所あけられ、模様が施されている土偶の一部の写真

<写真1>

写真1は縄文中期の土偶のかけらです。線や小さな穴で顔を表現しています。自分たちの顔かあるいは神様の顔を表わしたのでしょう。

土器

焦げたような色をしており一部が欠けていたりヒビが入っている大小様々な形をしている器が9個置かれている写真

<写真2>

大きな穴の中に土器が散在している写真

<写真3>

写真3は縄文中期の穴から土器がまとまって発見された様子で、写真2はこの土器をつなぎ合わせたものです。同じ時期の土器でも使い方によって大きさや形が違うことが考えられます。
おそらく大きくて深い土器は煮炊き用に、浅い土器は盛りつけ用に使ったと考えられます。

石器など

先端が尖っており大小様々な形や色をした石器が8個置かれている写真

<写真4>

写真4は北貝塚から発見された石器や装飾品の一部です。(縄文前期から中期)
上段左からヤジリ、ヤリの先、たて形ナイフ、横形ナイフ、キリです。
弓やヤリを使ってしとめた動物はナイフを使って解体します。
キリは板や皮などに穴をあけるのに使われました。
下段左から小さなオノ(クサビかもしれない)、オノ形のペンダント、耳飾りです。

動物形石製品

5角形のような形をしており、中心に穴があいている動物形石製品の写真

<写真5>

写真5は動物の形をしたもので、縄文前期の層から発見されました。ヤジリなどと同じような方法で作られています。

キノコ形土製品

左:茶色の楕円の形をしたキノコ形土製品の写真右:灰色で丸い円の形をしたキノコ形土製品の写真

<写真6>

写真6はキノコの形をした焼きものです。左は裏側から見た写真で、クキのつけねがわかると思います。このようなキノコ形土製品は縄文中期終わりころから北日本で作られるようになります。

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