潮吹穴

更新日:2024年12月23日

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三陸ジオパークロゴ 岩の間から勢いよく海水が吹き出している潮吹穴の写真
最大30メートル。全国最大規模。

 潮吹穴は、浄土ヶ浜の北、日出島地区と休暇村陸中宮古の間の海岸にあります。 潮吹穴の岩の下は海食洞(波の浸食でできた洞窟)になっていて地上につながっています。
 大きな波が打ち寄せると、波の圧力に押されて海水が地上に吹き出します。 吹き上げる潮の高さは、波の高低によって差がありますが、特に波が荒く、北東の風が強い時には30メートルにも達し壮観です。
 この潮吹穴は規模が壮大で、全国でも屈指の大きさ。
 昭和14年9月に国の天然記念物に指定され、平成25年9月24日に三陸ジオパークに認定されました。
 (海が穏やかな時には、残念ですが潮を吹くのを見学できません。)

(注意)危険ですので、遊歩道の柵を越えて海側の岩場に降りるのは止めてください。

岩の間から海水が吹き出している潮吹穴の奥に見える日出島の写真

展望台から撮影した潮吹穴。条件が揃えばさらに高く吹き上がります。奥に見えるのが日出島。

三陸ジオパークロゴ 潮吹穴について
潮吹穴断面図

 1億年前に堆積した宮古層群の礫岩(れきがん)で、淡水の流下、海水の浸蝕作用により洞穴が生じたものと考えられています。
 潮吹孔の深さは海底まで約16メートル、洞穴の奥行は約20メートルと考えられています。

右図は潮吹穴断面図

出典「工藤一及び宮古高校地歴研究部日出島研究生徒グループ 1965年」(『宮古市の自然』昭和55年3月発行 宮古市)

(注意)図中「花崗閃緑岩」は「原地山層」であるとの指摘があります。

基本情報

指定・認定

昭和14年9月7日 国指定天然記念物
平成25年9月24日 日本ジオパーク(三陸ジオパーク)

場所

宮古市崎鍬ヶ崎
宮古市マップは下記リンクをご覧ください。

交通案内

  • JR宮古駅からバス(休暇村行)で25分
  • バス停潮吹穴入口下車徒歩約20分
  • JR宮古駅から車で20分(約9キロメートル)(注意)駐車場まで
  • 三陸道 宮古北インターチェンジから車で10分 (注意)駐車場まで

駐車場

乗用車20台(大型バス可)

施設

展望台、トイレ、身障者用トイレ(トイレは駐車場にあります)
(注意)展望台は駐車場から徒歩約10分です

お問い合わせ

産業振興部観光課
電話: 0193-62-2111ファクス: 0193-63-9120

この記事に関するお問い合わせ先

商工労働観光部 観光課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111

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