潮吹穴


潮吹穴は、浄土ヶ浜の北、日出島地区と休暇村陸中宮古の間の海岸にあります。 潮吹穴の岩の下は海食洞(波の浸食でできた洞窟)になっていて地上につながっています。
大きな波が打ち寄せると、波の圧力に押されて海水が地上に吹き出します。 吹き上げる潮の高さは、波の高低によって差がありますが、特に波が荒く、北東の風が強い時には30メートルにも達し壮観です。
この潮吹穴は規模が壮大で、全国でも屈指の大きさ。
昭和14年9月に国の天然記念物に指定され、平成25年9月24日に三陸ジオパークに認定されました。
(海が穏やかな時には、残念ですが潮を吹くのを見学できません。)
(注意)危険ですので、遊歩道の柵を越えて海側の岩場に降りるのは止めてください。

展望台から撮影した潮吹穴。条件が揃えばさらに高く吹き上がります。奥に見えるのが日出島。


1億年前に堆積した宮古層群の礫岩(れきがん)で、淡水の流下、海水の浸蝕作用により洞穴が生じたものと考えられています。
潮吹孔の深さは海底まで約16メートル、洞穴の奥行は約20メートルと考えられています。
右図は潮吹穴断面図
出典「工藤一及び宮古高校地歴研究部日出島研究生徒グループ 1965年」(『宮古市の自然』昭和55年3月発行 宮古市)
(注意)図中「花崗閃緑岩」は「原地山層」であるとの指摘があります。
基本情報
指定・認定
昭和14年9月7日 国指定天然記念物
平成25年9月24日 日本ジオパーク(三陸ジオパーク)
場所
宮古市崎鍬ヶ崎
宮古市マップは下記リンクをご覧ください。
交通案内
- JR宮古駅からバス(休暇村行)で25分
- バス停潮吹穴入口下車徒歩約20分
- JR宮古駅から車で20分(約9キロメートル)(注意)駐車場まで
- 三陸道 宮古北インターチェンジから車で10分 (注意)駐車場まで
駐車場
乗用車20台(大型バス可)
施設
展望台、トイレ、身障者用トイレ(トイレは駐車場にあります)
(注意)展望台は駐車場から徒歩約10分です
お問い合わせ
産業振興部観光課
電話: 0193-62-2111ファクス: 0193-63-9120
この記事に関するお問い合わせ先
商工労働観光部 観光課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111
更新日:2024年12月23日