津波避難施設に関する協定を結びました!(その2)
宮古市で新たに4つの施設を津波避難ビルに指定
…高台への避難が遅れた人の命を守るために…
市では津波の危険が迫ったときに高台への避難が遅れた人が垂直避難によってその命を守れるようにするため、平成29年3月28日(火曜日)宮古市役所6階大ホールにて、下記施設との合同締結式を行い、津波避難ビルを指定しました。
本年1月25日に本市で初めて津波避難ビルに関する協定を締結した後藤泌尿器科皮膚科医院に続き、宮古市における津波避難ビルは5か所となりました。

避難ビルのサインを前にして全員で記念撮影
(左から: 弘慈会副理事長・小本哲氏、三陸北部森林管理署長・野藤昌弘氏、山本宮古市長、岩手県立宮古高等学校長・佐藤尚氏、介護施設あお空代表取締役・大久保博氏)
今回協定を結んだ津波避難ビルの概要
締結者 | ビルの名称 | ビルの所在地 | ビルの構造等 | 受入人数 |
---|---|---|---|---|
三陸北部森林管理署 | 三陸北部森林管理署宮古宿舎 | 宮古市磯鶏石崎4番33号 | RC造・4階 | 90人 |
県立宮古高等学校 | 県立宮古高等学校校舎 | 宮古市宮町二丁目1番1号 | RC造・4階 | 123人 |
特定医療法人 弘慈会 | 宮古第一病院 | 宮古市保久田8番37号 | RC造・4階 | 200人 |
有限会社 介護施設 あお空 | 介護施設あお空 | 宮古市向町2番34号 | RC造・7階 | 40人 |
備蓄・サインの設置
- 備蓄
避難者のために水、携帯トイレ、防寒着等を備蓄。 - サイン
入口付近にサインを設置し、避難ビルであることを明示。
津波避難ビルの対象者
避難場所(高台)へ避難するのが遅れた市民や来訪者等
津波避難ビルの開設と閉鎖時期
- 【開設】=大津波警報または津波警報が発令されたとき
津波が発生し防波堤を超えてくる恐れがあるとき - 【閉鎖】=大津波警報または津波警報が解除されたとき
津波避難ビル閉鎖後
大津波警報などが解除され津波避難ビルを閉鎖したときは、避難所等へ移動します。
宮古市の津波避難計画
市では平成28年5月、『津波避難計画』を策定しました。この計画では、避難目標地点(東日本大震災の浸水端部から標高でプラス5メートルの場所)から300メートル以上離れている地域を「避難に時間のかかる地域」と定義し、この地域においては、市民等への周知をはじめ、避難マップの作成支援、避難誘導標識等の重点整備、徒歩以外の避難手段の活用ルールの設定などの対策を講じる方針を定めました。
津波避難ビルの指定は、これらの対策の一つであり、「避難に時間のかかる地域」のある中心市街地や磯鶏地区で今後も指定を進めていく予定です。
(上記をクリックすると「津波避難計画」のページに移ります)
お問い合わせ
宮古市危機管理監 危機管理課
電話: 0193-68-9111(直通) / ファクス: 0193-71-2103
この記事に関するお問い合わせ先
危機管理監 危機管理課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111
更新日:2025年04月23日