浄土ヶ浜ターミナルビル解体工事に係る低濃度PCB含有廃棄物の誤処分について
市が発注した浄土ヶ浜ターミナルビル解体工事(日立浜町地内)において、低濃度のポリ塩化ビフェニル(PCB)が含まれたトランス(変圧器)1基が誤処分されたことが判明しました。
誤処分されたトランスは、PCB濃度がポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則第3条で規定される基準値(廃油に含まれるPCBの量が試料1キログラムにつき0.5ミリグラム)を超えるため、PCB廃棄物として適正な保管及び処理が義務付けられています。
しかし、解体工事において、工事請負業者により解体工事の産業廃棄物仮置き場から市外の産業廃棄物処理場に誤って搬出され、処分されてしまいました。現在、追跡調査を行っておりますが、発見には至っておりません。
誤処分されたトランスは、PCB濃度が1キログラムあたり3.5ミリグラムで、低濃度PCB含有廃棄物(PCB濃度が1キログラムあたり5,000ミリグラム以下)に区分されます。産業廃棄物仮置き場及び産業廃棄物処理場での当該トランスの破損や液漏れは確認されておらず、万一、液漏れがあった場合も、低濃度であることから、環境・人体にすぐに影響を及ぼすものではありませんが、このような事態が生じましたことについて、深くおわび申し上げます。
今後このような事態が生じないよう、再発防止策として、PCB廃棄物の全てについて「PCB」の表示を行うとともに、PCB機器等の取扱に関し全庁的な周知を徹底し、管理体制の強化を図ってまいります。
これまでの調査の結果、市内に現存する可能性はほとんどありませんが、市内または市外でお心あたりのある方、発見した方は、下記までご連絡くださるようお願い申し上げます。
種類 | 製造者 | 製造年 | 型式 | 製造番号 | 油量 | 重量 | PCB濃度 |
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高圧トランス | 愛知電機株式会社 | 1974年 | SSO-CL | 008458 | 95リットル | 307キログラム | 1キログラムあたり3.5ミリグラム |
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更新日:2024年12月23日