市道末広町線整備基本計画を策定しました

更新日:2024年12月23日

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 本市では、令和2年4月に「市道末広町線整備基本計画」を策定しました。

 この計画の策定にあたっては、地元商店街をはじめ有識者や関係機関が集まり設置された『市道末広町線基本計画策定協議会』において協議を重ねながら、令和元年10月から11月にかけての交通社会実験を通して見えてきた課題をもとに対策を加え、まとめたものです。

 今後、この計画に基づき、宮古市のメインストリートである市道末広町線を歩行者が安全に通行できることに加え、賑わいや魅力の創出につながる道路として整備します。

市道末広町線整備基本計画の表紙

市道末広町線整備事業について

事業の背景

 三陸沿岸道路や宮古盛岡横断道路等の整備による道路ネットワークの強化に伴い通過交通が幹線道路にシフトすることから、市街地に流入する交通量が大幅に減少すると推計されています。

末広町通りの将来の交通量のイラスト

 このため、中心市街地の道路については、これまでの車重視から、既存の道路空間を再配分することにより、歩行者・自転車・公共交通を優先した、まちの賑わいや魅力の創出につながる道路へと方針を転換します。

 なかでも末広町通りは、中心市街地に位置する商店街のほぼ中央を通る重要な道路であり、商店街を中心とした魅力あるまちとして、賑わい強化につなげていくためには、地域住民との合意形成を図りつつ、歩行者を優先した安全・安心、かつ快適な道路として整備を進めていく必要があります。

左:大勢の歩行者で賑わう末広町通りの写真 右:高いところに複数の垂れ幕が掲げられ、歩行者で賑わう末広町通りの写真

末広町通りの現状

  •  市道末広町線には歩道が設置されておらず、路側帯をカラー舗装で塗り分けることで歩行空間として区別しています。
  •  歩行空間には電柱が建立されており、電柱を避けて通行する際や歩行者のすれ違いの際には、車道部にはみ出すことが確認されています。
  •  また、商店街への来訪や荷捌きの車両が歩行空間を跨いで停車することで、歩行空間が占用・分断されており、歩行者は車道部に大きくはみ出して通行する状況が散見されます。
左:車が走り、人々が路側帯を歩く末広町通りを写した写真 右:道路わきに停車する車が目立つ末広町通りの写真

末広町通りの課題

  •  歩行者が安全に通行できる空間を確保することが必要です。
  •  歩行者を主役とし、段差などの障害物がない道路とすることが必要です。
  •  見通しが良くスピードが出しやすい状況となっているため、走行速度の抑制が必要です。
  •  通りの魅力を高めるため、景観性に優れた舗装での整備が必要です。

末広町通りの整備方針

末広町通り整備方針イメージ図

CG(コンピューターグラフィックス)による整備イメージ

 宮古市では岩手県立大学との協働事業により末広町通りの整備イメージCGを作成しました。
 末広町通りの整備後のまち並みを立体的に再現しています。

  (画像をクリックするとYouTube「宮古市公式チャンネルM385」に移動します。

コンピューターグラフィックスによる末広町通りの整備イメージ  左:コンピューターグラフィックスによる現況の末広町通りの画像 右:コンピューターグラフィックスによる整備後の末広町通りの画像

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