(企画課)_QA_17
Question17 方言はきついですか?

やっぱり、田舎暮らしをしようと思ったら、方言を覚えないといけないのかなあ?

宮古には、宮古弁がありますね!

東北弁とか岩手弁と、宮古弁は、また違うものなの?

もちろん、東北全体で共通の訛りもありますし、岩手県で共通、三陸沿岸で共通、というものもありますけど、宮古の方言は、またちょっと独特のものがあります。

じゃあ、みんなが何言ってるか分からなかったり、一人だけ東京もんの喋り方してたら、周りから浮いちゃうんじゃない?

心配性ですね、おにいちゃんは。大丈夫です。市街地で暮らす分には、明らかに分からない方言とか訛りに出逢うことは、普段はまずないですよ。

そうなの? でも、訛りはあるんでしょう?

それはそうですね。たいていの人に訛りはあります。でも、市街地での日常会話に苦労することはないと思います。もちろん、ご年配の方は訛りが強いことが多いですけどね。

それならまあ、慣れていけばそこまで気にしなくてもいいのかな…。
でも、さっき言ってた、宮古弁が他と違うというのは、どういうことなの?

宮古は昔から港町でしたから、岩手県や三陸沿岸のなかでも、ここだけ周りの地域と違う、独特の「宮古弁」があるんですよね。

独特の方言なの? たとえばどんなものがあるの?

たとえば面白いものでは、「ありがとう」を「おおきに」と言うことがありますね。

それは、関西のほうじゃないの?

三陸でも宮古だけ、関西(京言葉)と同じ表現があるんですよ。
港町として、昔から、関西と交流があったんでしょうね。

ふうん。そういえば東京の人は、よく鮭を「シャケ」と言うけど、それは?

宮古では、もちろん、「サケ」です。

こ、こだわるね。

宮古はサーモンランドですから。そこは譲れません!

ほ、他には、日常会話でよく使うから知っておいたほうがいいよ、というのはあるかな。

日常的に使うものだと、「えんずい(なんとなくしっくりこない)」とか、「あめる(食べ物が腐る)」辺りは、ちょくちょく使う人がいるな、と感じます。

えんずいは、三陸沿岸で使う人は多い、愛されている言葉だよね。
「えんずい」としか表現できない微妙なニュアンスなんだよね。

「おがる(育つ)」「あーりぇー!(あ~しまった~!)」あたりも、使う人を見かけますね。

語尾にも特徴があるよね。過去形じゃないのに、「です→でした」になったり、「言ってた→言ってたった」になったり。

挨拶の語尾に、「ごぜんす」(=ございます)を付けたりも、軽い冗談交じりの雰囲気で使うことがありますよね。おはようごぜんす~。

だいたいなんにでも「~っこ」を付けたりも。「お茶っこ」「酒っこ」「犬っこ」…

場所とか商品名に使われている宮古弁も多いですよね。

道の駅みやこの施設名が「なあど」(=どんな感じ?)だったり、「おでんせ」(おいでください)プラザがあったり、ね。

宮古だけのものに限らず、岩手や三陸共通の方言も混ざり合ったりしていますよね。

方言とはちょっと違うけど、漁業の「口開け」(=解禁)も、海がない土地から来ると、聞いたことがないかもね。そういう、宮古ならではの言葉というのもあるよね。


そうですね。宮古市民はみんな、宮古弁や生活の言葉に愛着をもっていて、暮らしにしっかり定着していますよね。

そうだね。方言や宮古特有の言葉が分からないと暮らしが不自由、というほどのものではないけど、分かっていたほうが楽しい暮らしになる、という感じかな?

若い世代なら普段は宮古弁を使わない人も多いですし、分からなくても大丈夫です。
けど、分かるようになると、宮古に溶け込むのも早くなると思いますよ。

みんな、宮古弁が好きだからねえ。当たり前に口から出るようになるよ。

無理に覚えようとしなくても、宮古に住むと、自然にだんだん覚えていきますもんね。

宮古弁、奥が深いね!
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更新日:2024年12月23日