スズメバチについて

更新日:2025年04月01日

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スズメバチについて

 スズメバチに刺されると、強い痛みや腫れのほか、アレルギー反応による症状(じんましん、発汗、吐き気、頭痛、腹痛)などが起こり、重症の場合、血圧が低下し、呼吸困難に陥り意識を失うなどアナフェィラキシーショックと呼ばれるショック症状が起こり、生命に大変危険な状態となる場合があります。
 このように、スズメバチは人間にとって時に危険な昆虫である場合もありますが、自然の中から見た場合、他の害虫を狩り生態系の安定に役立っているともいえます。
 スズメバチはむやみに人を襲うわけではありません。自分の身を守るためにも、スズメバチに出会ったときは適切に行動することが重要です。

スズメバチの習性

スズメバチの一年

 巣は5月ごろから女王バチ一匹で作り始めます。この時期は巣も小さく、攻撃性も低いため駆除も簡単です。その後、夏から秋にかけて巣が大きくなり、働きバチが増えて攻撃性が高くなります。
 気温が低下する10月下旬以降は攻撃性がほとんどなくなるといわれており、冬の間は姿を見せなくなります。この間、女王バチは木の洞などで越冬しますが、そのほかのハチは死んでしまいます。スズメバチは越冬した巣にもどってくることはありません。
 また、前年使用した巣を再利用することは無く、新たな場所で巣作りを行います。

スズメバチに出会ったら

 スズメバチが周りをしつこく飛んでいたり、あなたに狙いを定めて空中に停止したりしている場合、それはスズメバチの威嚇行動です。スズメバチは家屋の軒下や床下、茂みの中など、人間の気がつきにくいところに巣を作るため、うっかり巣に接近してしまうことがあります。そのような場合、できるだけじっとしてスズメバチがいなくなるのを待ち、静かにその場を離れましょう。巣を見つけても絶対につついたり叩いたりして刺激を与えないでください。

スズメバチに襲われたときは

 巣に気がつかず、近づきすぎた場合や、触れたり揺らしてしまった場合、スズメバチが襲ってくることがあります。その時はできるだけ姿勢を低くし、頭部や肌を衣服で守りながらできるだけ遠くに離れましょう。
 もし、スズメバチに刺されたら、市販のポイズンリムーバなどで毒を吸い出し、傷口を冷やすなどの応急処置をし、必要に応じて医療機関を受診してください。

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