近内中村遺跡
近内中村遺跡 ~発掘調査の軌跡~
宮古市を代表する縄文遺跡である近内中村遺跡について紹介します!
1.近内中村遺跡とは?
近内中村遺跡は、宮古市近内地区に位置する約 8,000年前~400年前の縄文時代・弥生時代・古代~近世の複合遺跡です。
1994年(平成6年)~2003年(平成15年)まで近内地区区画整理事業に伴い、発掘調査が行われました。その結果、縄文時代後期後半から晩期中頃(3,500 年~2,500 年前)を中心とする貴重な資料が数多く出土し、縄文時代の文化を知る上で重要な遺跡です。
世界遺産の是川石器時代遺跡((青森県八戸市)とほぼ同時期で、北東北に広がる亀ヶ岡文化圏を特徴付ける遺跡の1つといえます。

▲位置図

▲発掘調査区 位置図

▲航空写真(〇囲みが遺跡の位置)

▲発掘調査当時の様子

▲発掘調査区(1994年(平成6年))

▲縄文時代晩期の竪穴住居

▲縄文時代晩期の石囲炉(中央に土器)

▲ヒトと犬の合葬墓

▲入れ子状に出土した縄文土器

▲ツキノワグマ犬歯の垂飾品

▲お墓として埋設された縄文土器

▲現地説明会(1996年(平成8年))
2.出土品の紹介
巻貝形土器や遮光器土偶、お墓に副葬された縄文土器など縄文時代の暮らしがうかがえる資料が多く出土しました!

▲全国的にも珍しい巻貝形土器
▲意図的に開けられた孔
- 巻貝に似せて作られた精巧な土器です。
- 祭祀や儀礼の際に使われたと考えられています。
- 2001年(平成13年)にはイギリスの大英博物館で展示され、海外でも高い評価を受けました。
- 縄文人が意図的に開けた孔が1箇所あります。何のために開けたのか分かっていません。

▲お墓から出土した縄文土器
▲形や使い方など謎の多い香炉形土器
▲現代の急須のような注口土器
▲ヒスイ(翡翠)で作られた玉類など
3.出土品の公開
1. 崎山貝塚縄文の森ミュージアムの常設展示室で、近内中村遺跡出土品の一部を展
示中です!
■崎山貝塚縄文の森ミュージアム(〒027-0097 岩手県宮古市崎山1-16-1)
→ミュージアムのトップページはこちら

▲常設展示の様子

▲常設展示の様子
▲巻貝形土器の展示

▲遮光器土偶も展示しています!
4.発掘調査報告書の刊行
※今後、ホームページ上にPDF で公開予定。

『近内中村遺跡(第1分冊)-宮古市都市計画課近内地区土地区画整理事業関係埋蔵文化財発掘調査報告書2-』宮古市埋蔵文化財調査報告書第124集
(2023.3刊行)

『近内中村遺跡(第2分冊)-宮古市都市計画課近内地区土地区画整理事業関係埋蔵文化財発掘調査報告書3 -』宮古市埋蔵文化財調査報告書第133集
(2025.3刊行)
5.報告書未掲載資料の紹介
報告書に掲載できなかった資料の一部を図版(PDF)で公開します。
お問い合わせ(埋蔵文化財センター)
宮古市交流推進部スポーツ文化課 埋蔵文化財センター
電話 0193-65-7527 ファクス 0193-65-7508




更新日:2026年07月07日