ユーラシア大陸山岳地の光と影を写す
写真家 藤田 弘基 (ふじたひろき)
1939年、東京都新宿生まれ。1966年、高校時代から憧れ続けたヒマラヤに初めて遠征する。1970年から75年まで全国を行脚し蒸気機関車の取材を行う。その後すぐ、ネパールヒマラヤに旅立ち、35年に渡り、ユーラシア大陸の山岳地帯で繰り広げられる数々のドラマを大型カメラで取材する。多くの写真集を出版すると同時に、写真展を開催。2001年、NHKスペシャル「星明かりの秘境カラコルム−山岳写真家藤田弘基の世界」が放映され話題となる。 2005年、当センターに写真展示ホールを開設。2012年9月没。
[主な著書・写真集] 植物関係 『ヒマラヤの花』(白水社) 『エベレスト花街道を行く』(講談社) 美術関係 『ガンダーラの遺宝』(ぎょうせい) 『チベット仏教美術』(白水社) 紀行関係 ヒマラヤシリーズ 『エベレストクンブ山群北西部』(グラ社) 『仏陀の大地』(ぎょうせい) 鉄道関係 『蒸気機関車』(ぎょうせい) 『蒸気機関車百景』(平凡社)山岳関係 『星明かりの秘境 カラコルム』(平凡社) 『カラコルムヒマラヤ大星夜』(誠文堂新光社)など | 
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藤田弘基写真展示ホール(入場無料)
ホールに展示している写真は、すべて藤田弘基さんと奥様の茂市久美子さんからご寄贈いただいたものです。また、貴重なカメラ等の機材や、登山用具、写真集も寄贈いただき、展示しています。
■藤田弘基写真展示ホール入口 藤田氏のプロフィールや、現在展示中の作品の紹介をしています。
■展示ホール内 写真は40点から50点展示され、年2回展示内容を変更しています。 ホール内は山小屋をイメージした木の風合いが生かされたスペース となっています。 |  |
■展示ケース 入口から入って左手には展示ケースがあり、藤田さんが実際に使用 した貴重なカメラなどが展示されています。現在でも価値の高い、 マニア垂涎のカメラも・・・
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展示内容
藤田弘基写真展
『カトマンズ夜話』
1979年に世界遺産に登録されたネパールの首都カトマンズ。 王制崩壊後の政情不安が続き古都は荒廃した。 しかし…夜の張が降り大気の冷涼さがもどる時刻になると、 かつての幻想的な時間が流れ、中世がそのままタイムスリップ したような想像の都「シャングリラ」を思わせた。 宵闇の中にうかびあがる寺院やバザールにフィルムカメラを向け、 シャングリラの面影を求めた38作品を展示します。
◇ 展示期間 12月9日(水)から令和3年6月6日(日)まで ◇ 午前9時から午後5時まで(月曜休館) ◇ 入場無料 |  |
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