子どもの純粋な想像力を育む
童話作家 茂市 久美子 (もいちくみこ)
茂市久美子さんは、宮古市(旧新里村茂市)出身です。1992年に第3回ひろすけ童話賞を受賞した『おちばおちばとんでいけ』(国土社)ほか、『あなぐまモンタン』シリーズ(学研)『つるばら村』シリーズ(講談社)など、たくさんの本を書いている童話作家です。 『おちばおちばとんでいけ』がJR岩泉線を舞台にしているように、古里をイメージした作品が多いのは、幼少のころに曾祖母から聞いた昔話の影響と、少女時代には童話を読んで多感な時代を過ごし、アンデルセンのような物語を書くのが夢だったからだそうです。 また、ヒマラヤに咲く青いケシの花を見るのが願いだった茂市さんは、夫の山岳写真家藤田弘基さんと一緒にネパールやヨーロッパの山岳地方を訪ね、『私のヒマラヤ紀行』(恒文社)などの紀行も出版。自然を素材に、象徴化されたしみいるような言葉で、子どもにも大人にも感動を与える本を書き続けています。 | |
茂市久美子童話コーナー
当センターの図書室には茂市久美子さんの童話コーナーがあります。
パネルでプロフィールや作品を紹介しています。
コーナーにある図書は自由に見ることができ、貸出も行っています。
茂市久美子さんは、故郷の小中学校と当生涯学習センター図書室へ、新刊図書をご寄贈いただいております。
当コーナーと図書室には茂市さんからいただいた図書が多数あります。
新刊のご紹介
| 『ゆうすげ村の紙すき屋さん』 茂市 久美子・作 門田 律子・絵
昔、ゆうすげ村でつくられていた「やまが和紙」。 すっかりとだえて、いまはだれもつくりません。 残念に思ったかえでさんは、ここで紙すき屋さんをはじめます。 さあ、どんなお客さんがくるでしょうか?
小3国語の教科書に掲載された『ゆうすげ村の小さな旅館』待望の続編!
講談社 2023年6月発行 定 価 : 本体1,450円(税別) |
| 山猫マルシェへようこそシリーズ① 『まほうのマーマレード』 茂市 久美子・作 ゆうこ・絵
空き家になっていた田舎のおばあさんの家で暮らすことになった悠一。 おばあさんがのこした「まほうのマーマレード」とそのレシピに出会い… おいしさに感動した悠一はマーマレードやジャムを作り始めます。
あかね書房 2024年5月発行 定価 : 本体1,200円円(税別) |