三陸復興国立公園(宮古市)のゼロカーボンパーク登録
令和6年6月9日に三陸復興国立公園内にある宮古市エリアがゼロカーボンパークに登録されました。三陸復興国立公園内の自治体では初めての登録です。
宮古市を訪れる国内外の方々に、脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験していただく場を目指します。
三陸復興国立公園とは
東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため、平成25年5月に創設された三陸復興国立公園です。
それまでの陸中海岸国立公園を拡張し、青森県八戸市から宮城県石巻市までの南北約250キロメートルが指定されています。
代表的な景勝地の一つとして宮古市の「浄土ヶ浜」があります。
三陸復興国立公園の紹介(宮古市ホームページリンク)
https://www.city.miyako.iwate.jp/gyosei/soshiki/kanko/4/8/1/1135.html
ゼロカーボンパークとは
環境省では、国立公園の脱炭素化に向け、令和3年3月から「ゼロカーボンパーク」の取組を進めています。
ゼロカーボンパークとは、国立公園における電気自動車などの活用、国立公園に立地する利用施設における再生可能エネルギーの活用、地産地消などの取組を進めることで、国立公園の脱炭素化を目指すとともに、脱プラスチックも含めてサステナブルな観光地づくりを実現していくエリアです。
国立公園をカーボンニュートラルのショーケースとし、訪れる国内外の人たち脱炭素型の持続可能なライフスタイルを体験していただく場作りを目指しています。
環境省ホームページ(外部リンク)
これまでの宮古市の取り組み


宮古市は、2020(令和2)年11月11日にゼロカーボンシティを表明、さらに2022(令和4)年11月に脱炭素先行地域に選定され、省エネルギー推進と再生可能エネルギーの導入促進により2050年までにCO2の排出を実質ゼロにする取組を進めています。
宮古市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の基本方針として「公共施設の最大限の省エネ化及び再エネ導入」を位置づけ、自然公園施設についても省エネ化を推進しています。
浄土ヶ浜では一部区間で、繁忙期に渋滞緩和や排ガス制限等の目的で一般車両の進入を制限していますが、浄土ヶ浜エリア内での環境配慮型の周遊バス(電気バス。車両更新のため令和6年度は低床バスで実施)の運行や、宮古駅前観光案内所でe-bikeのレンタサイクルを行っています。
また、浄土ヶ浜ビジターセンターや国立公園内の宿泊施設等において、以下の取り組みを行っています。
・エコツーリズムの推進
・薪ストーブや薪ボイラーなど木質バイオマスの熱利用
・水や食品、宿のアメニティグッズ等のロス削減
この記事に関するお問い合わせ先
商工労働観光部 観光課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111
更新日:2025年02月21日