岩手県が令和5年11月15日に更新した11月6日から11月12日までの宮古保健所管内のインフルエンザの定点報告数値は、8.40となり、1週間前より高い数値となっています。(2週前:1.80、1週前:1.80)
その他にも、咽頭結膜熱(プール熱)や手足口病などの感染症も確認されています。
手洗い・うがい・咳エチケットを徹底し、おでかけの際など、感染予防に努めていただきますようお願いします。
※定点報告の数値とは?
定点報告は、都道府県が指定した医療機関(定点医療機関)が、感染症のうち、発生状況を届け出ることとされている疾患の患者数を、最寄りの保健所を通じて都道府県に報告しているものです(定点把握)。
「定点報告の数値」とは、「患者報告数を、実際に報告のあった医療機関数で割った数値」です。 定点把握を行っている疾患のうち、手足口病やインフルエンザ等については、週単位で報告が行われています(月単位で報告が行われる疾患もあります。)。
流行の基準として、インフルエンザは1.0を上回ると流行入り、10.0以上で注意報レベル、30.0以上で警報レベルにあると判断されます。
リンク:岩手県感染症情報センター
個人でできる基本的な感染予防対策
◆対人距離の保持◆
最も重要な感染防止策は、対人距離を保持することといわれています。咳、くしゃみによる飛沫はある程度の重さがあります。発した人から1〜2m以内に落下しますので、2m以上離れている場合は、感染するリスクが低下します。外出をして人混みに入る場合には、マスク(不織布製)を着用することが一つの感染防止策と考えられます。
◇手洗い、うがい◇
手洗い、うがいは感染防止の基本です。外出からの帰宅後や、不特定多数の者が触れるような場所に触れた後、頻回に手洗い、うがいを実施することが推奨されます。
◆咳エチケット◆
咳、くしゃみによる飛沫の拡散を防いで、他人にうつさないためのエチケットです。咳やくしゃみがでる際は、ティッシュなどで口と鼻を被い、他の人から顔をそむけ、できる限り1〜2m以上離れてください。ティッシュなどが無い場合は、口を前腕部(袖口)で押さえて、極力飛沫が拡散しないようにします。
◇適度な湿度を保つ◇
乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。