自主防災組織の活動を支援します
宮古市では自主防災組織の活動を支援するため、「宮古市自主防災組織育成強化支援事業補助金」を創設しています。
補助金の交付を受ける場合は、交付申請書や事業計画書、収支予算書などの提出が必要になります。
※新規に自主防災組織を設立する団体や検討中の団体は、事前に相談してください。
自主防災組織がなぜ必要なのでしょうか
宮古市では平成9年から現在までで59組織が結成されています。また、市内各地に防災資機材を配備しています。
あなたの地域はどうですか 〜地域防災体制〜
大規模な災害が発生すると、防災関係機関による救助や消火などの活動が十分にできない場合も予想されます。
このような時、地域ぐるみの防災活動が災害を最小限にとどめるばかりか、スムーズな復旧活動にも大きな力を発揮します。
いざというときに協力しあえるように、日ごろから地域内の交流を深め、災害に強い地域づくりに取り組んでみませんか。
まず、災害や地域の基礎知識を
災害による被害は、その地域の地形などの環境によって大きく異なります。
地域の特徴や弱点などをよく知っておくことが第一歩です。
大災害時には消防力が分散されます
大地震が発生した場合、消防機関は全力をあげ防災活動を行いますが、以下のようなことが起きる場合があります。
- 電話が不通になる。
- 道路が寸断される。
- 同時に各地で多数の火災が発生する。
- 水道管が破損し断水する。
したがって、消防機関の消火活動、救急・救助活動は著しく低下し、被災地域の全域を救うことはできないことも十分考えられます。
このような事態においては、地域の皆さんが自ら出火防止、初期消火、被災者の救出・救護、避難誘導などを行うことが必要となります。
自主防災組織の活動
自主防災組織の活動は、平常時と災害時の活動に分かれます。もちろん、紛れもなく災害時の被害軽減を最大の目的としているわけですが、平常時の活動を積み重ねることにより、その結果として災害発生時に組織が機能するようになればよいのです。
したがって、平常時の訓練を無駄とは思わず、地道に継続することが肝要です。
活動は、下の表のようになります。
【自主防災組織の活動】
担当する班 |
平常時 |
災害時 |
情報収集連絡班 | 防災に関する事業を計画する。 (防災知識普及と意識の高揚を図る) | 災害防止を会員に呼びかける。 災害情報を収集する。 |
消火班 | 各家庭への初期消火器具の設置を促進する。 初期消火訓練の実施と、組織としての消火体制を確立する。 | 火災の警戒。 班をあげての初期消火活動。 |
救出救護班 | 町内会の備品として防災資機材、備蓄品を調達し、管理する。 救出、救護訓練の実施、特に高齢者等災害時に自力で行動できない人の救出体制等を計画する。 | 負傷者の救出、救護。 防災資機材物資配分。 災害時要支援者の救出。 |
避難誘導班 | 安全な避難経路及び避難場所の確認と会員に周知する。 町内の危険箇所の点検。 避難訓練の実施。 | 避難誘導 避難路の安全性の確認。 避難世帯及び人員の確認。 |
給食給水班 | 各家庭での非常食の備えを呼びかける。 給食、給水訓練の実施。 | 炊き出し。 給食、給水の配分。 |
自主防災組織の訓練風景
”自主防災組織規約”・”自主防災組織活動マニュアル”は下記「添付ファイル」よりご覧ください。
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添付ファイル
関連情報
お問い合わせ
宮古市危機管理監 危機管理課
Tel: 0193-68-9111(直通) / Fax: 0193-71-2103 / e-mail: kikikanri@city.miyako.iwate.jp