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早池峰照らす光の旋律 【組写真】
佐藤 徹 (岩手町)
撮影場所 早池峰山 五合目~七合目
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【審査員選評】 まだ雪に閉ざされた3月の早池峰山で夜から日の出、朝焼けまでを3枚で追っています。まずはこの時期に早池峰山に登り、夜景撮影したことに敬意を表します。1枚目の作品では月の周りに少し雲があるため、月そのものの明るさがうまく抑えられていますね。星が少しでも映っていることで、この光芒が月だと判断できます。そして荘厳な日の出、朝焼けをする雪肌と続きますが、3枚とも2分割構造となっているところは改善の余地がありそうです。
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宮古の戸締り
白間 正人 (宮古市)
撮影場所 赤前 運動公園前
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【審査員選評】 寒々とした荒れ地に古めかしい扉が開いた構造物がなんとも不思議な作品です。光跡がかなり伸びていますが、データを見ると露光時間は23秒とあり、それではほぼ点にしかならないので、それを繰り返して比較明合成をされたのでしょう。コメントを読むとこの場所が映画の「スズメの戸締り」のロケ地になったことで、最近、映画と同じ扉が新設されたとのこと。このまま新たな観光スポットになるのでしょうか?
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荒波光る
武藤 章 (宮古市)
撮影場所 小堀内
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【審査員選評】 打ち寄せる波が岩に当たって砕け、舞い上がる飛沫に朝日が射しこみ、とても力強い作品になりました。カメラを構える位置を下げたことで、より飛沫がバックライトに浮かび上がり、手前の岩にも光が射したことで岩の質感もよく出ています。この手前の岩から遠景までしっかりピントが合って被写体深度もばっちりです。波に近い場所で撮影されていますが、カメラは大丈夫だったでしょうか?その後が気になります。
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