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第10回藤田弘基写真コンテスト入賞作品紹介

更新日: 2024年1月22日

第10回藤田弘基写真コンテスト入賞作品(令和5年度開催)



 令和5年度に開催した第10回藤田弘基写真コンテストの入賞作品を紹介します。

 当コンテストは、写真家 藤田弘基氏の功績を顕彰するとともに、宮古市の自然の素晴らしさをアピールすることを目的に開催しています。


【応募テーマ】
 宮古市の豊かな自然、それに関わりながら生活する人の優しさ、強さ、また自然とともに生きる喜びを表現した作品



【募集期間】
 令和5年5月1日~10月31日
 (募集対象作品:令和3年11月以降に撮影したもの)


【応募作品数、応募者数】
 176作品、58人


【審査員】
 
写真家  菊池哲男 氏



写真家 藤田弘基 氏

1939年、東京都新宿区生まれ。
1966年、高校時代から憧れ続けたヒマラヤに初めて遠征する。
1970年から75年までに全国を行脚し蒸気機関車の取材を行う。
その後すぐ、ネパールヒマラヤに旅立ち、35年に渡り、ユーラシア大陸の山岳地帯で繰り広げられる数々のドラマを大型カメラで取材する。
多くの写真集を出版すると同時に、写真展を開催。
2001年、NHKスペシャル「星明りの秘境カラコルム―山岳写真家藤田弘基の世界」が放映され話題となる。
取材の合間をぬい、妻の童話作家・茂市久美子氏の生まれ故郷(旧新里村茂市)をたびたび訪れ、茂市を第二の故郷とし、宮古市の豊かな自然を撮影した。
2012年9月没。




     






審査員 写真家 菊池哲男 氏

1961年、東京生まれ。立教大学理学部物理学科卒。
山岳写真家として様々な山岳・カメラ雑誌やカレンダー、ポスターなどに作品を発表。
主な写真集に『白馬 SHROUMA』、『白馬岳 自然の息吹き』、『アルプス星夜』、『鹿島槍・五龍岳―天と地の間に―』(共に山と渓谷社)、『山の星月夜―眠らない日本アルプス―』(小学館)など。
東京都写真美術館をはじめ、各地で大規模な写真展を開催。
東京都写真美術館収蔵作家。
2007年、長野県白馬村和田野の森に菊池哲男山岳フォトアートギャラリーがオープン。
フランスのアウトドアブランド「ミレー」のテクニカルアドバイザー。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員、日本写真協会(PSJ)会員。

 














  入賞作品(敬称略)


     ※写真をクリックすると拡大表示します。
     ※賞ごとの並びは応募順です。
     ※当サイトに掲載されている写真を無断で複製・転載することを禁じます。


【審査員総評】
2019年以来、4年ぶりに宮古市で開催された公開審査会でした。
3年間に及ぶ長いコロナ禍を過ごされた後でしたが、少しずつ日常が戻り、祭りや旅行、マスクのない生活なども再開され、活気が満ちてきたようです。それが応募作品にも反映され、作品に映っている人物にマスクをしている人が減ったことや市外者、県外者からの応募が増えていることからもうかがえます。
早いものでこのコンテストも今回で10回を数えました。素晴らしいことだと思います。私が関わったのは第6回目からでしたが、審査員として一緒に歴史を刻めたことを誇りに思います。 





藤田弘基賞




(あき)まつりの(よる)

髙橋 弘 (花巻市)

撮影場所 末広町

【審査員選評】
 題名の如く、夜の祭りをテーマとした作品です。とにかく黒のしまりが美しいモノクロプリントで、コントラストを高くしたことで影が夜を象徴し、上半身裸で大旗を振る若者とうねるように舞う大旗が光で浮かび上がり、とても躍動感のある印象的な作品になりました。昨今、ちょっとしたモノクロプリントブームですが、ただカラーで撮影したものをモノクロにしただけという作品が目立つ中で、この作品はしっかりとした意図を感じました。






優秀賞

 

    

   早池峰照(はやちねて)らす(ひかり)旋律(せんりつ) 【組写真】

     佐藤 徹 (岩手町)

撮影場所 早池峰山 五合目~七合目


【審査員選評】
 まだ雪に閉ざされた3月の早池峰山で夜から日の出、朝焼けまでを3枚で追っています。まずはこの時期に早池峰山に登り、夜景撮影したことに敬意を表します。1枚目の作品では月の周りに少し雲があるため、月そのものの明るさがうまく抑えられていますね。星が少しでも映っていることで、この光芒が月だと判断できます。そして荘厳な日の出、朝焼けをする雪肌と続きますが、3枚とも2分割構造となっているところは改善の余地がありそうです。





宮古(みやこ)戸締(とじま)

白間 正人 (宮古市)


撮影場所 赤前 運動公園前

【審査員選評】

 寒々とした荒れ地に古めかしい扉が開いた構造物がなんとも不思議な作品です。光跡がかなり伸びていますが、データを見ると露光時間は23秒とあり、それではほぼ点にしかならないので、それを繰り返して比較明合成をされたのでしょう。コメントを読むとこの場所が映画の「スズメの戸締り」のロケ地になったことで、最近、映画と同じ扉が新設されたとのこと。このまま新たな観光スポットになるのでしょうか?




荒波光(あらなみひか)

武藤 章 (宮古市)

撮影場所 小堀内

【審査員選評】
 打ち寄せる波が岩に当たって砕け、舞い上がる飛沫に朝日が射しこみ、とても力強い作品になりました。カメラを構える位置を下げたことで、より飛沫がバックライトに浮かび上がり、手前の岩にも光が射したことで岩の質感もよく出ています。この手前の岩から遠景までしっかりピントが合って被写体深度もばっちりです。波に近い場所で撮影されていますが、カメラは大丈夫だったでしょうか?その後が気になります。






奨励賞





 
黄金(こがね)(はま)

髙橋 弘
(花巻市)

撮影場所 浄土ヶ浜
夢灯(ゆめあか)

佐々木 孝二
(宮古市)

撮影場所 横山八幡宮
(たき)()たれる少女(しょうじょ)

佐々木 正行
(宮古市)

撮影場所 長町水道公園
 
 



  

(まつ)(ばた) 【組写真】

山根 美智夫
(宮古市)

撮影場所 新町
 
  














 
日本(にほん)夜明(よあ)

有田 勉
(宮古市)

撮影場所 重茂 里
(はま)夕涼(ゆうすず)

白間 正人
(宮古市)

撮影場所 浄土ヶ浜
山背吹(やませふ)処暑(しょしょ)高浜(たかはま)

菊池 靖
(宮古市)

撮影場所 高浜





佳作












三王岩(さんのういわ)夜明(よあ)
        
阿部 洋一
(宮古市)

撮影場所 三王岩
ワカメ湯上(ゆあ)げの光景(こうけい)

因幡 繁之
(宮古市)

撮影場所 音部漁港
(ひかり)(なか)

関沢 敏
(宮古市)

撮影場所 真崎海岸





 


朝日(あさひ)明彩燈(あさひ) 【組写真】

加村 阿紀
(宮古市)

撮影場所 浄土ヶ浜






  


男 達(おとこたち) 【組写真】

佐藤 賢悦
(盛岡市)


撮影場所 重茂漁港













 
(好天(こうてん)(きざ)
        
佐藤 洋太郎
(宮古市)

撮影場所 三王岩
大学士野営(だいがくしやえい)(あさ)

佐藤 洋太郎
(宮古市)

撮影場所 蛸の浜
ようこそ!宮古(みやこ)

増井 恒彦
(宮古市)

撮影場所 藤原埠頭














 
(ウミネコ、浄土(じょうど)一休(ひとやす)
        
山田 久典
(岐阜県岐阜市)

撮影場所 浄土ヶ浜
(あかつき)()

武藤 章
(宮古市)

撮影場所 小堀内
心模様(こころもよう)

村上 和希
(宮古市)

撮影場所 三王岩








樹氷(じゅひょう)(なか)から

成瀬 賢紘
(宮古市)

撮影場所 三陸鉄道佐羽根駅










【お問い合わせ】
藤田弘基写真コンテスト実行委員会事務局
(宮古市新里総合事務所内)
☎ 0193-72-2111 FAX 0193-72-2116

お問い合わせ

新里総合事務所
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