津波遺構たろう観光ホテルについて

更新日:2024年12月23日

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未来に 震災の記憶・教訓を 伝える取り組みをしています ~2023年3月11日 東日本大震災から12年~

津波遺構たろう観光ホテルとは

津波で2階まで流され柱のみ残した状態になった、たろう観光ホテルの写真

 たろう観光ホテルは、1986(昭和61)年に建設後、市民や観光客に愛される施設として、営業されてきました。

 2011(平成23)年3月11日の東日本大震災で、高さ17メートルを超えるとも言われる津波の被害を受けて、4階まで浸水、2階までは柱を残して流失しましたが、倒壊することなく現在の姿で留まりました。

津波遺構保存整備事業とは

津波で被害を受けた様子を撮影した写真

 被害を受けた建物の取り壊しが進む中、宮古市では、甚大な被害の記憶を風化させることなく、後世に伝えるための「津波遺構」として保存することを決定しました。

 2014(平成26)年3月に宮古市が取得、2016(平成28)年3月までに、被災した「ありのままの姿を残すこと」を目的とした保存整備工事を終えました。

 今後は、訪れる人々に津波の恐ろしさを伝え、訪れる人々の防災意識を高めることにより、震災による被害が繰り返されないよう、現在の姿のまま保存していきます。

津波遺構保存に関する寄附金について

制服姿の高校生達が津波で被害を受けた、たろう観光ホテルを見ている様子の写真

 「津波遺構たろう観光ホテル」を、津波遺構として長期保存するため、広く寄附金を募っています。

 いただいた寄附金は、「たろう観光ホテル」の維持管理等に使わせていただきます。

皆様のご協力をお願いいたします。

津波遺構保存整備事業に関する寄附金」手続について

 ご寄附の方法については、下記リンクをご覧ください。
 ご不明な点等がございましたら、宮古市観光課までお問い合せください。

寄附実績

寄附実績の詳細
年度 件数(件) 金額(円)
2014(平成26年) 83 7,401,970
2015(平成27年) 64 11,751,928
2016(平成28年) 78 7,039,996
2017(平成29年) 96 9,036,951
2018(平成30年) 59 12,713,282
2019(令和元年) 78 2,034,025
2020(令和2年) 113 2,881,840
2021(令和3年) 302 4,076,786
合計 873 56,936,778

(注意)令和3年度末基金現在高 52,353,308円

維持管理費について

 2016(平成28)年3月までに保存整備工事は終了しましたが、1~10年ごとに点検を行い、その結果に基づく補修等(鉄骨防錆塗装、コンクリート補修、ALC補修、石材・タイル補修、内装材補修等)を行うための費用です。
 また、電気料やエレベーター保守管理費用等も含まれます。

施設内の見学は、「学ぶ防災ガイド」(一般社団法人宮古観光文化交流協会)をご利用ください。
詳しくは下記リンクをご覧ください。

関連リンク

お問い合わせ

産業振興部観光課
電話: 0193-62-2111ファクス: 0193-63-9120

この記事に関するお問い合わせ先

商工労働観光部 観光課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111

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