津波遺構たろう観光ホテルについて
未来に 震災の記憶・教訓を 伝える取り組みをしています ~2023年3月11日 東日本大震災から12年~
津波遺構たろう観光ホテルとは

たろう観光ホテルは、1986(昭和61)年に建設後、市民や観光客に愛される施設として、営業されてきました。
2011(平成23)年3月11日の東日本大震災で、高さ17メートルを超えるとも言われる津波の被害を受けて、4階まで浸水、2階までは柱を残して流失しましたが、倒壊することなく現在の姿で留まりました。
津波遺構保存整備事業とは

被害を受けた建物の取り壊しが進む中、宮古市では、甚大な被害の記憶を風化させることなく、後世に伝えるための「津波遺構」として保存することを決定しました。
2014(平成26)年3月に宮古市が取得、2016(平成28)年3月までに、被災した「ありのままの姿を残すこと」を目的とした保存整備工事を終えました。
今後は、訪れる人々に津波の恐ろしさを伝え、訪れる人々の防災意識を高めることにより、震災による被害が繰り返されないよう、現在の姿のまま保存していきます。
津波遺構保存に関する寄附金について
「津波遺構たろう観光ホテル」を、津波遺構として長期保存するため、広く寄附金を募っています。
いただいた寄附金は、「たろう観光ホテル」の維持管理等に使わせていただきます。
皆様のご協力をお願いいたします。
津波遺構保存整備事業に関する寄附金」手続について
ご寄附の方法については、下記リンクをご覧ください。
ご不明な点等がございましたら、宮古市観光課までお問い合せください。
寄附実績
年度 | 件数(件) | 金額(円) |
---|---|---|
2014(平成26年) | 83 | 7,401,970 |
2015(平成27年) | 64 | 11,751,928 |
2016(平成28年) | 78 | 7,039,996 |
2017(平成29年) | 96 | 9,036,951 |
2018(平成30年) | 59 | 12,713,282 |
2019(令和元年) | 78 | 2,034,025 |
2020(令和2年) | 113 | 2,881,840 |
2021(令和3年) | 302 | 4,076,786 |
合計 | 873 | 56,936,778 |
(注意)令和3年度末基金現在高 52,353,308円
維持管理費について
2016(平成28)年3月までに保存整備工事は終了しましたが、1~10年ごとに点検を行い、その結果に基づく補修等(鉄骨防錆塗装、コンクリート補修、ALC補修、石材・タイル補修、内装材補修等)を行うための費用です。
また、電気料やエレベーター保守管理費用等も含まれます。
施設内の見学は、「学ぶ防災ガイド」(一般社団法人宮古観光文化交流協会)をご利用ください。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
関連リンク
お問い合わせ
産業振興部観光課
電話: 0193-62-2111ファクス: 0193-63-9120
この記事に関するお問い合わせ先
商工労働観光部 観光課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111
更新日:2024年12月23日