(企画課)_QA_13
Question13 地域づきあいは多いですか?

田舎暮らしといえば気になるのが、地域づきあいですよね。

距離感が近い、とか。独特のルールがある、とか。生活に干渉される、とか。

田舎暮らし「こんなつもりじゃなかった」という話として、よく出てきますよね。

宮古の場合は、どうなんだろう?

宮古はとにかく広くて、市街地もあれば海沿いもありますし、山間地もあります。
だから、場所によってもだいぶ違いますけど、まずは、中心市街地の場合ですね。

宮古駅やその周辺を中心にした地域だね。

中心市街地では、地域づきあいのイメージは、都市部の感覚にほとんど近いですね。


というと、そんなに大変なものではないのかな…?

自治会によっても多少は違いがありますけど、普通に生活する分には、負担に感じるほどの地域づきあいと言えるものは、あまりないですよ。

ときどき清掃活動があるとか、お子さんがいるなら子ども会とか、そのぐらい?

そうですね。宮古の中心市街地では、自治会は必要最低限のはたらきのところが多いです。

たとえば若い人が少ないと、若いというだけで、色々な役割が増えたりして、ちょっと大変だと思うけど…。そこまでそういう心配はしなくても大丈夫なのかな?

はい。生活に慣れてきたら、消防団、青年団ですとか、そういった地域活動にもぜひ協力してほしいですけど、でも、加入のプレッシャーを感じるほどのことはないですよ。

それなら、確かに都会暮らしとそんなに変わらないね。
まったく関わらないわけにはいかないけど、地域にがんじがらめ、という印象でもない。

はい。中心市街地で暮らすのなら、「田舎の距離感」のようなもので
苦労することはあまりないはずですよ。


隣に知らない人が引っ越してきても、そんなにビックリされなくて済むかな?

もちろん周りの皆さん、どんな人かな、と気にすると思いますから、ご挨拶したり、ごく普通のご近所づきあいを心がければ大丈夫ですよ。

慣れてきたら、無理なく少しずつ関わりを広げていけばいいんだね。

そうですね。冬場だったら雪かきをやったり、そういう助け合いからで大丈夫ですよ。

ただ、街中での知り合い遭遇率が高い、というのはあるよね。

確かに。お仕事がない日でもスーパーで同僚にばったり会ったり、ご飯を食べにお店に入れば知り合いがいたり。それはもう、そういうものですね。

都会みたいに、働く場所と住む場所が離れていたりはしないから、仕事とプライベートで完全に生活を分ける、というのは、どうしても難しいよね。

都会から来ると煩わしく感じるときもあるかもしれません。でも、お仕事以外でも知り合いになっていくからこそ、いざというときの支え合いや防犯になるんですよ。

そうだね。いざ災害で避難、というときにも、地域の周りの人達とのつながりは、大切だものね。それが生死を分ける可能性だってあるんだ。

中心市街地から離れていったり、海沿い、山間地域に入っていく場合は、やっぱり、市街地ほど人口が多くないので、日々、助け合いのお付き合いは必要です。

もちつもたれつ、なんだよね。みんなで色んな役割で支えあわないと、地域は守れないから。

新しい形の地域コミュニティづくりも、少しずつ始まっていますね。

新しい形のコミュニティ?

必ずしもお隣近所ばかりじゃなくても、同じ宮古市民です。
世代も性別も職業も違う人達だって、つながり合っていくことは出来ます。

ふむふむ。たとえば、どんなこと?

地域に残っている「神楽舞(かぐらまい)」や、「鹿(子)踊り(ししおどり)」のような郷土芸能も、地域外の人もまじえて、守ろうとする活動があります。

郷土芸能の代表的なものは、国指定無形文化財の黒森神楽(くろもりかぐら)。
他にも、地域ごとに色々な踊りがあるんだよね。


そうですね。小中学校でも、地域ごとの郷土芸能を教わったりしますね。

郷土芸能というと、年齢層が高いイメージがあるかもしれないけど、外から来た人も含めて、若い踊り手さんも増えてきているんだよ。

もちろん、商店街や公民館での地元のちょっとしたイベントも、いっぱいあります。


そうだね。お祭りとかイベント、多い印象だね。
でも無理やり関わらされる、というほどの感じでもない。

まずは、ふらりと気楽にそういうイベントに顔を出してみる、ぐらいからでも、地域活動への参加になると思います。

集まりの年代幅も広いんだよね。サークル活動、みたいなものもあるし、若者向けにゲームイベントを開く人達もいれば、ライブハウスもあったり。

ハーフマラソン大会や、県内や全国でも最大規模の市民劇とか、市民主体で楽しむスポーツ・文化イベントもたくさんあります。


そう考えると、自治会、とかだけじゃなくて。
いろんな世代や職業の人が混ざり合う活動が、すごく多いように思うな。

東日本大震災の被災で、住んでいる人が入れ替わった地域もありますから、
地域コミュニティのあり方自体も、変わっていく途中にあるのかな、と思います。

あまり強制はされないけど、自分が楽しそうなことなら、どんどん関わってみたほうが楽しい、そういう街だね。

そうなんです。自分が興味があることだけでも、ちょっとずつ関わっていくと、色々な人と新しいつながりが生まれて、宮古暮らしがもっと楽しくなっていきます。

決して、地域活動に貢献とか、毎日お隣同士で毎日お裾分け、みたいな背伸びはしなくても大丈夫なんだね。

ちょっとだけ、仕事や普段通りの生活以外にも、色々なことを楽しむようにする。
そんな気持ちがあればOKです。それが、地域づくりにつながっていくと思いますよ。
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更新日:2024年12月23日