宮古市提案事業採択事業を紹介します!

更新日:2025年08月01日

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宮古市提案事業として採択された事業について

「宮古市提案事業」制度を活用し、提案されている事業及び実施団体を紹介します。

令和6年度実施宮古市提案事業(テーマ設定型)及び実施団体一覧

1.ふるさと産業人材の還流に向けたインターンシップ型トライアル事業

企業の魅力を調査発信する取材型インターンシップ事業
現状・解決したい課題

市外へ進学や就職をした若者は、地元を離れた後に地元の良さ(暮らしやすさや魅力)、地元企業(産業)を知る機会が極めて少ない状況にある。

提案事業の概要

大学生が地域企業の魅力を調査・発信する「取材型」インターンシップのプログラムを設計し、地元出身の大学生に提供することで、地域の産業や企業のことを認知してもらい、地元への就職を肯定的にとらえる機会を作る。
さらには、参加学生が取材した企業についての情報を取りまとめて発信することで、オンライン上での地域企業の情報量を増やしていき、中長期的に市外の学生が地域企業の情報に触れやすい環境を整える。

上記の取り組みにより、地元へのU・Iターンと地元就職を促していく。

参考
事業実施団体/事業の目的
NPO法人みやっこベース

学生が一定期間、地域に滞在して活動するインターンシップの機会を活用して、受入事業者と対象学生のサポート体制を地域内に築き、より効果的なプログラムを提供する。

また、若者に宮古地域の暮らしや産業、企業の魅力を認知してもらい、U・Iターン就職を促進する。

令和6年度実施宮古市提案事業(自由提案型)及び実施団体一覧

1.8020運動 推進事業 「みんなの歯を 磨き隊」

現状・解決したい課題

むし歯を作るとされる細菌は、1.6~3歳口腔内に定着し、小学校入学前までに激増する。その期間の幼児の口腔内清掃をしっかり行うことは、保育所・幼稚園ではマンパワー的に困難な状況であり、むし歯ゼロの状況にならない。

また、かかりつけ歯科医の必要性を認識してもらい、生涯を通じた口腔疾患予防につなげる必要がある。

提案事業の概要
  • 歯科医師・歯科衛生士等が保育所・幼稚園に出向き、口腔清掃を行う。
  • 各保育施設に対し、フッ化物洗口実施について指導等を行う。
  • 年長児を対象に、卒園に合わせ表彰事業を実施。
参考
事業実施団体/事業の目的
宮古歯科医師会

幼児のむし歯ゼロを目指す。

2.家庭訪問型子育て支援事業

現状・解決したい課題
  • ワンオペ育児をせざるを得ない家庭が増加しており、家事育児の負担が大きく、母親が心身共に辛い状況。
  • 赤ちゃんがいると家に引きこもりがちになり、家族以外との関りが持てず、孤立感を感じやすくなる。
  • 子育て支援制度を利用できずにいる家庭がある。
  • 専門家への相談ができず、育児の不安やストレス、疲労感を抱えたまま孤立し、深刻化してしまう。
提案事業の概要
  • 訪問を希望する家庭を訪問し、利用者の悩みを聞き、一緒に外出するなど親の負担を軽減する。
  • 外出が困難であれば、自宅で過ごす、外出に同行するなど利用者の希望に沿った支援を行い、孤立感解消・子育ての自信回復を促す。
  • ボランティアと話すことで様々な施設やサービスを知り、調べるきっかけを作る。
  • 同じ子育て経験者として訪問することで、専門職が行う支援とは異なるピアサポート(同じ立場の仲間としての支援)ができる。
参考
事業実施団体/事業の目的
非営利活動法人ふれあいステーション・あい

子育て家庭における家事・育児の負担や、抱えているストレス・不安を軽減し、前向きに子育てできるように促す。また、気軽に子育ての手助けを得られる地域にするための一助となる。

3.めざせ!元気なみやこっ子食育教室

現状・解決したい課題
  • 子ども達の朝食の状況は、朝食を摂取していても「主食だけ」と偏った食事傾向が見られ、自分で栄養バランスに配慮した食事をする力が身についていない。
  • 子ども達に調理技術、地元の食材や郷土料理が十分に伝承されていない。
提案事業の概要

子ども達の丈夫な心と体を育むため、小学校や地域において栄養バランスの良い食事や郷土料理に関する講話と調理実習を行う。

参考
事業実施団体/事業の目的
宮古市食生活改善推進員協議会

心身の形成に最も重要な学童期の子ども達に栄養について理解してもらい、健全な食生活を営む力を育て、地元の食材や郷土料理について関心を高める。

4.社会的孤立を支援する事業

現状・解決したい課題
  • 過去の失敗体験から人間関係を避け、対人スキルを築く機会のない状態が多く、否定的自己観や、人間関係の築き直しが必要。
  • 本人だけではなく親・家族が地域社会から孤立している状況が多く、潜在的対象者の掘り起こしが急務。
  • 地域社会の理解不足、偏見が自立への扉を閉ざしている。
  • 学歴や資格を得たい人達への再教育・学びなおしの場が必要。
提案事業の概要
  • 相談及び相談に伴う支援活動(リモート支援等含む)
  • 居場所の設置及び体験・交流活動(オンライン含む)
  • セミナー、講演会の実施(又はチラシ等の広報活動)
  • 学びなおし、学習支援
参考
事業実施団体/事業の目的
社会的自立支援共同事業体

社会との関係から遠ざかっている引きこもりの人たちとその家族に対して、自立に向けた支援をしていくことを目的とする。

5.コミュニティ ガーデン 「花かおる散策路」

現状・解決したい課題

中央商店街は主要バス路線の結節点でもあり、本来、交通往来の多い通りだが市役所の移転後、歩行者は減少している。更に、コロナ禍以降、人流が減少。市街地の景観をより美しく、癒しを感じられる環境とし、更に植栽サポーターや地域住民等と連携し活動する必要がある。

提案事業の概要
  • コミュニティガーデン「花かおる散策路」に植栽された花・ハーブを活用し、地域に循環する効果を生み出す。
  • うみどり公園利用を踏まえ植栽の連なりや景観統一を図るべく維持管理に努める。
  • 刈り取った植栽を利用して、キャンドル、サシェ(香り袋)等を制作し、より多くの市民と植栽を通じた交流を図る。
参考

(注意)インスタグラムかフェイスブックのアカウントをお持ちの方のみ

事業実施団体/事業の目的
みずき会

中央通商店街「花かおる散策路」を整備し潤いと癒しのある空間を作り、うみどり公園に続く散策路として街の賑わい作りに貢献する。また、客船入港時に、四季を通じて色とりどりに咲く花や植栽でおもてなしをする。

6.昭和思い出探し〜宮古の七夕、クリスマス、ひなまつり〜

現状・解決したい課題

イベントを行い末広町商店街への来客数を増やす必要がある。

今後の取り組みが重要だと考える。

提案事業の概要

宮古駅前や商店街において、季節ごとの催しを取り入れたイベントを開催し、市民や観光客の誘客を図り交流の場を創出。

七夕(7月)・クリスマス・イルミネーション(11月〜3月)・ひなまつり(2月〜3月)

また、客船入港時におもてなし事業を行う。

参考
事業実施団体/事業の目的
昭和通りのおかみさんもてなしたい

地元の人も観光客も楽しめる商店街にすることで、街中に賑わいを取り戻し、市全体の観光振興に寄与する。

7.「鍬ヶ崎に賑わいを!!」港町鍬ヶ崎地区の賑わい創出

現状・解決したい課題

東日本大震災津波により大きな被害を受けた鍬ヶ崎地区は、平成29年に街びらきを行い、新しい「鍬ヶ崎」地区がスタートした。しかし、震災後、市内で最も人口減少率の大きい地区であり、住まいの再建は進まず空き地が点在しているため、雑草などで景観が悪化している。そのため3つの課題に取り組んでいる。

  1. 賑わい創出・交流人口の増加
  2. 景観維持
  3. 地域コミュニティ形成
提案事業の概要
  • 交流人口の拡大を図るため4月・6月・12月・3月に「市」を開催する。
  • 開催にあたっては、定期的な地区の清掃活動や除草作業といった環境維持や景観維持に努める。
  • 宮古市立鍬ヶ崎小学校・宮古市立第二中学校より、「地域との関りを深めたい」という要望を受けて、小中学生の学びの場、地域住民との交流の場としての機能を作る。
参考

(注意)フェイスブックのアカウントをお持ちの方のみ

事業実施団体/事業の目的
鍬ヶ崎元気市の会
  • 鍬ヶ崎地区の賑わいづくり
  • 交流人口の拡大
  • 住民のコミュニティの場づくり
  • 環境維持や景観維持

8.こどものまち「みやっこタウン」の開催

現状・解決したい課題

1.子どもの体験活動並びにキャリア教育の充実

世界各国との比較において、日本の子どもの自己肯定感の低さや精神的幸福度の低さが問題となっている。学校内外を問わず、多様な体験機会の積み重ねにより成功体験を得て自己肯定感を上げ、主体的に人生を切り拓く土台を築くことが必要であると考える。また近年は地域の教育力の低下など地域での体験活動の減少が課題とされている。

 

2.若年層の人口流出

宮古市は4年制大学が無いため毎年多くの若者が進学により市外に就学し、就職活動においても宮古市内の企業を選ばないことによりUターン者は少なく、若年者の人口流出が進んでいる。結果として、地域においては企業の人材、地域の担い手など若い人材不足が課題として挙げられる。

提案事業の概要

1.こどものまち「みやっこタウン」の開催

小学4年生から6年生までの子どもたちを対象に、子どもだけが参加することができる疑似的な街「みやっこタウン」を企画運営する。

 

2.子ども実行委員会(ジュニアスタッフ)の結成、運営

みやっこタウンに企画段階から関わる中学生、高校生を募集し、イベントを企画し、作り上げる楽しさを知ってもらうと同時に、社会参画力や地域への愛着などが培われるような成長の機会とする。

 

3.こどものまち勉強会の開催

全国でこどものまちを実践する専門家を講師に招き、実行委員会メンバーを対象とした勉強会を実施する。

参考
事業実施団体/事業の目的
みやっこベース

1.こどものまち「みやっこタウン」の開催

参加小学生が市民になりきり仕事や消費、地域活動などを遊びながら体験することで、自己肯定感などを高めると共に、社会や街の仕組み、宮古地域の多様な職業を知ってもらうことを目的とする。

 

2.子ども実行委員会(ジュニアスタッフ)の結成、運営

中学生のジュニアスタッフが企画立案を行う事で、イベントを企画し、作り上げる楽しさを知ってもらうと同時に、社会参画力や地域への愛着などが育まれることを目的とする。

 

3.こどものまち勉強会の開催

全国のこどものまちの先進事例を聞き、その理念や運営手法について理解し、みやっこタウンのより良い企画運営につなげることを目的とする。

提案事業について

提案事業とは、地域の皆さんが抱える課題を市民のみなさんと市が知恵や人材などを持ち寄って、協働することにより、効果的に解決していくための制度です。
提案事業継続期間の上限に達した事業は、課題の解決に至り終了するものや、自立して事業継続するもの、市の一般事業として継続するものがあります。

お問い合わせ

市民生活部市民協働課 男女参画・協働推進係
電話番号:0193-68-9080 ファクス:0193-63-9110

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 市民協働課
〒027-8501
岩手県宮古市宮町一丁目1-30
電話番号:0193‐62‐2111

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